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IT

ファイル圧縮の定番: Zip形式とは?

- Zip形式とはZip形式は、複数のファイルを一つにまとめ、容量を小さくする「データ圧縮」に使われる形式の一つです。世界中で広く利用されており、コンピューターを使う人にとって、もはや常識と言えるでしょう。Zip形式は、ファイルのデータの中に出てくる文字や数字のパターンを解析し、出現頻度の高いパターンを短い記号に置き換えることで、ファイルのサイズを小さくします。例えば、「青空」という単語が何度も出てくる文章の場合、「青空」を「A」という記号に置き換えることで、ファイル全体の文字数を減らすことができます。圧縮されたファイルは、「.zip」という拡張子が付きます。圧縮されたファイルを使うには、「解凍」という作業が必要になります。解凍とは、圧縮されたファイルを元の状態に戻す作業のことです。Zip形式のファイルは、WindowsやMacなど、ほとんどのOSに標準搭載されている解凍ソフトで解凍することができます。Zip形式は、ファイルの圧縮以外にも、パスワードを設定してファイルを保護したり、複数のファイルをまとめて送信したりする際にもよく使われます。このように、Zip形式は、デジタルデータのやり取りを円滑にするために欠かせない技術と言えるでしょう。
ITシステム

システム監視の頼れる味方!Zabbixとは?

- はじめに現代社会において、企業活動は情報技術システムに大きく依存しており、その安定稼働は事業継続のために不可欠な要素となっています。もしもシステムに障害が発生し、業務が停止してしまうような事態になれば、企業は経済的な損失を被るだけでなく、顧客からの信頼を失墜させてしまう可能性も孕んでいます。このような事態を避けるためには、システムの異常を早期に発見し、迅速な対応を取ることが非常に重要です。そのために有効な手段の一つとして、システム監視ツールの導入が挙げられます。システム監視ツールは、24時間365日体制でシステムの状態を監視し、異常を検知した場合には管理者に通知する機能を提供します。数あるシステム監視ツールの中でも、近年注目を集めているのがオープンソースソフトウェアの「Zabbix」です。オープンソースソフトウェアとは、誰でも無償で利用・改変・再配布することができるソフトウェアのことを指します。Zabbixは、高機能でありながら無料で利用できるため、多くの企業で導入が進んでいます。今回は、このZabbixについて、その機能や特徴、導入方法などを詳しく解説していきます。