ファイル圧縮の定番: Zip形式とは?
- Zip形式とはZip形式は、複数のファイルを一つにまとめ、容量を小さくする「データ圧縮」に使われる形式の一つです。世界中で広く利用されており、コンピューターを使う人にとって、もはや常識と言えるでしょう。Zip形式は、ファイルのデータの中に出てくる文字や数字のパターンを解析し、出現頻度の高いパターンを短い記号に置き換えることで、ファイルのサイズを小さくします。例えば、「青空」という単語が何度も出てくる文章の場合、「青空」を「A」という記号に置き換えることで、ファイル全体の文字数を減らすことができます。圧縮されたファイルは、「.zip」という拡張子が付きます。圧縮されたファイルを使うには、「解凍」という作業が必要になります。解凍とは、圧縮されたファイルを元の状態に戻す作業のことです。Zip形式のファイルは、WindowsやMacなど、ほとんどのOSに標準搭載されている解凍ソフトで解凍することができます。Zip形式は、ファイルの圧縮以外にも、パスワードを設定してファイルを保護したり、複数のファイルをまとめて送信したりする際にもよく使われます。このように、Zip形式は、デジタルデータのやり取りを円滑にするために欠かせない技術と言えるでしょう。