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IT

xDSL:懐かしい響き、その実力と変遷

「電話線でインターネットに接続する」と聞くと、少し前にタイムスリップしたような、懐かしい気持ちになる方もいらっしゃるかもしれませんね。一昔前、インターネットが広く普及し始めた頃、電話回線を利用したxDSLという接続方式が主流でした。 xDSLは、電話線を使ってデジタルデータ通信を行う技術の総称です。電話回線は、もともと音声通話のために設計されたものですが、xDSLは、音声通話に使用される周波数帯域以外を使って、高速なデータ通信を実現しました。 当時としては画期的な技術であり、手軽にインターネットを始められる手段として、多くの家庭やオフィスで利用されました。しかし、光ファイバーなど、より高速で安定した通信技術が登場したため、xDSLは徐々にその姿を消しつつあります。それでも、現在でも一部の地域では、利用可能な場合があります。もし、現在利用しているインターネット回線に不満がある場合は、xDSLが利用できるか、確認してみるのも良いかもしれません。
WEBサービス

XML:データ記述の標準言語

- マークアップ言語としてのXML 「マークアップ言語」とは、文章の中に特別な記号を埋め込むことで、や段落といった文書の構造や意味を表現する言語です。例えば、Webページを作成する際に広く使われているHTMLも、このマークアップ言語の一つです。マークアップ言語を使うことで、人間は文書の構造を容易に理解できますし、コンピュータもその情報に基づいて文書を処理することが可能になります。 XMLもこのようなマークアップ言語の一つですが、HTMLよりも柔軟で、様々な種類のデータ記述に利用できるという特徴を持っています。HTMLはWebページの表示に特化した言語であり、あらかじめ定義されたタグを用いて文書構造を記述します。一方で、XMLはユーザーが独自のタグを定義することで、様々な種類のデータ構造を表現することができます。この柔軟性により、XMLはWebページの表示だけでなく、データベースやアプリケーション間でのデータ交換など、幅広い用途で利用されています。 例えば、書籍の情報をXMLで記述する場合、「書名」「著者」「出版年」といった独自のタグを定義することで、コンピュータが容易に情報を解釈できるように記述することができます。このように、XMLはデータの構造を明確に記述することで、データの共有や処理を効率化する強力なツールとして機能するのです。