日付操作の強い味方!バリアント変数を解説
- バリアント変数とは
業務システムを開発する上で、日付を扱う処理は頻繁に発生します。例えば、毎月の売上集計を行うシステムであれば、「毎月の初日」や「毎月の末日」といった日付を自動的に取得する必要があります。このような日付処理を柔軟に行うために役立つのが、バリアント変数です。
従来のプログラム開発では、日付をプログラムのコードの中に直接書き込む方法が一般的でした。しかし、この方法では、日付を変更するたびにプログラムを修正する必要があり、開発効率や保守性の面で課題がありました。
バリアント変数を活用すると、プログラムの中に日付を直接書き込む必要がなくなります。代わりに、バリアント変数に「月初」や「月末」といった定義を設定しておくことで、プログラムを実行する際に、その時点の状況に応じた日付を自動的に取得できるようになります。
これにより、プログラムを変更することなく、様々な日付に対応できるようになり、システムの柔軟性や保守性が飛躍的に向上します。