Power over Ethernet

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プロトコル

LANケーブルで電源供給!PoEとは?

- PoEの概要PoE(ピーオーイー)とは、「Power over Ethernet」の略称で、LANケーブルを通じてデータ通信と同時に電力を供給できる技術です。従来、パソコンやIP電話、ネットワークカメラなどのネットワーク機器を利用するには、機器ごとに電源コンセントから電力を供給する必要がありました。そのため、ネットワーク機器の設置場所が電源コンセントの近くに限定されてしまうという制約がありました。しかし、PoEの登場により、LANケーブル1本でデータ通信と電力供給の両方が可能となり、状況は一変しました。 PoE対応のネットワーク機器であれば、電源コンセントの有無を気にすることなく、LANケーブルが届く範囲であればどこにでも自由に設置できるようになったのです。 この技術革新により、ネットワーク構築の自由度が飛躍的に向上しました。例えば、天井や壁などにネットワークカメラを設置する場合、これまでのように電源の確保に頭を悩ませる必要はありません。PoE対応のネットワークカメラとLANケーブルさえあれば、容易に設置作業を進めることができます。このように、PoEは、利便性と柔軟性を兼ね備えた技術として、オフィスや工場、商業施設など、さまざまな場面で広く活用されています。