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ハードウェア

ビジネスの基盤!PCサーバーとは?

- はじめに現代社会において、企業活動にとって情報技術(ICT)は必要不可欠なものとなっています。情報通信技術は、企業活動の効率化や新たな価値の創造に大きく貢献しています。 その中で、特に重要な役割を担うのが「サーバー」です。サーバーは、社内ネットワークやインターネット上で情報を共有したり、様々なアプリケーションを稼働させたりするために必要不可欠なものです。 サーバーには、用途や規模に応じて様々な種類が存在しますが、今回は、比較的身近な「パソコンサーバー」について解説していきます。 パソコンサーバーは、その名の通り、私たちが普段使用しているパソコンと同様の構造を持つサーバーです。そのため、比較的小規模な企業や組織でも導入しやすく、コストパフォーマンスにも優れているという特徴があります。 この資料では、パソコンサーバーの特徴やメリット・デメリット、導入の際の注意点などを詳しく解説していきます。
プロトコル

リモートデスクトップを変える技術 PCoIP

- PCoIPとはPCoIP(ピーシーオーバーアイピー)は、遠隔地のコンピュータを操作するための技術であるリモートデスクトップ環境において、中心的な役割を担うプロトコルです。この技術は、仮想デスクトップの画面イメージを、まるで動画を配信するかのごとく、利用者の端末に送り届けることで成り立っています。 ユーザーの端末には、実際にはデータ処理は行わず、受け取った画面イメージを表示するだけの役割を担わせることで、処理能力の低い端末であっても、遠隔地にある高性能なコンピュータを操作することを可能にしています。 また、キーボードやマウスの操作信号を遠隔地のコンピュータに送り届けることで、あたかもその場にいるかのような感覚で操作することができます。 PCoIPは、単に画面転送を行うだけでなく、データの圧縮や暗号化にも優れた性能を発揮します。そのため、回線状況が良好ではない環境でも、高画質で滑らかな画面表示を実現し、機密性の高い情報を含む業務システムにも安心して利用することができます。 こうした特徴から、PCoIPは、場所にとらわれずに仕事ができるテレワークの普及を大きく後押ししました。
ハードウェア

パソコンの拡張性を支えるPCI規格

パソコンは、買ったときのまま使うだけではありません。用途に合わせて様々な機能を追加できる、それがパソコンの魅力の一つです。例えば、パソコンで迫力のあるゲームを楽しみたいと思ったとき、もっと滑らかに映像が動けば、と思うことがあるかもしれません。そのような場合は、グラフィックボードと呼ばれる部品を追加することで、映像の滑らかさを左右する処理能力を向上させることができます。他にも、インターネットを快適に利用するために、有線でより高速な通信を実現する拡張カードを取り付けることも可能です。 このように、パソコンは様々な部品を自由に追加したり交換したりすることで、自分の使い方に合わせた一台に仕上げていくことができます。そして、このような自由度の高い拡張性を支えているのが、「PCI規格」と呼ばれるものです。PCI規格は、パソコン内部のデータのやり取りをスムーズに行うための共通の規格であり、異なるメーカーの様々な拡張カードをパソコンに接続することを可能にしています。 パソコンを選ぶ際には、拡張性の高さも重要な要素となります。将来的なニーズの変化や、より快適な作業環境の実現のために、拡張性の高さを考慮に入れておきましょう。
ITシステム

社内通話の必須要素、PBXとは?

- PBXの概要PBXは、Private Branch Exchangeの略で、日本語では構内交換機と呼ばれます。企業や組織内に設置され、複数の電話機を接続して内線通話や外線通話を可能にするシステムです。オフィスビルや学校、病院など、多くの電話機が使われる場所で広く利用されています。PBXの主な役割は、組織内の電話回線を効率的に管理し、外線との接続を制御することです。従来のPBXは、専用の交換機や配線盤などの物理的な機器で構成されていましたが、近年では、コンピューター技術の進歩により、ソフトウェアで実現されるIP-PBXも普及しています。PBXには、次のようなメリットがあります。* -コスト削減- PBXを導入することで、組織内の通話料金を削減できます。外線に接続する回線を共有することで、基本料金や通話料を抑えることができます。* -利便性の向上- PBXには、内線番号を使った通話や、転送、保留などの便利な機能があります。これらの機能を使うことで、業務の効率化や顧客満足度の向上につなげることができます。* -柔軟なシステム構築- PBXは、組織の規模やニーズに合わせて、柔軟にシステムを構築することができます。電話機の増設や機能の追加も容易に行えます。PBXは、企業の通信インフラを支える重要なシステムです。PBXの導入を検討する際には、コストや機能、将来的な拡張性などを考慮することが重要です。
開発

業務効率化の鍵!PBOとは?

- はじめに業務システムを開発する際、ユーザーにとっての使いやすさは、システムの成否を分ける重要な要素となります。使いにくいシステムは、作業効率の低下や入力ミスなどのヒューマンエラーを引き起こす可能性があり、業務全体の効率性や信頼性を損なう可能性も孕んでいます。そこで重要となるのが、-PBO(Process Before Outputアウトプットの前にプロセスあり)- という考え方です。従来のシステム開発では、画面設計や帳票レイアウトといったアウトプットを先に検討することが一般的でした。しかし、PBOでは、業務プロセスを可視化し、分析することから始めます。具体的には、現状の業務フローを洗い出し、それぞれの工程における課題や非効率な部分を明確にします。その上で、システムによってどのような業務改善が可能なのかを検討し、最適なシステムのあり方を導き出します。PBOを導入することで、ユーザーの業務内容を深く理解し、システムに落とし込むことができます。その結果、ユーザーにとって本当に使いやすいシステムを構築することが可能となります。業務効率の向上、ヒューマンエラーの削減、さらには従業員満足度の向上にも繋がるなど、PBOは多くのメリットをもたらします。
その他

主体性を育む! PBL型学習のススメ

- 問題解決を通して学ぶ PBL型学習とはPBL型学習とは、「Problem-Based Learning」を略した言葉で、日本語では「問題解決型学習」と呼びます。従来の学校教育で一般的だった、先生が一方的に知識を教える講義形式の授業とは大きく異なります。PBL型学習では、生徒たちが自ら問題を見つけ、その解決に向けて行動します。PBL型学習の中心となるのは、現実世界で起こりうる問題です。生徒たちは、提示された問題に対して、グループで話し合ったり、調査をしたりしながら、解決策を探っていきます。この過程で、先生は答えを教えるのではなく、生徒たちの探求活動をサポートする役割を担います。自ら調べ、考え、行動することで、生徒たちは必要な知識や技能を自然と身につけていきます。PBL型学習の大きな特徴は、単に知識を詰め込むのではなく、問題解決能力や批判的思考力、コミュニケーション能力といった、これからの社会で必要とされる力を育むことができる点です。また、主体的に学ぶ楽しさを実感することで、学習意欲の向上にもつながると期待されています。
ITシステム

進化するネットワーク: P2Pとは?

- 対等な関係のネットワーク「ピア・ツー・ピア」と耳にしたことはありますか?これは、英語で「Peer to Peer」と書き、略して「P2P」とよく呼ばれます。P2Pとは、インターネットなどのネットワークに接続された複数のコンピューターがお互いに同じ立場、つまり対等な関係で情報のやり取りを行う仕組みのことです。従来のコンピューターシステムの多くは、「クライアントサーバーシステム」と呼ばれるものでした。これは、情報を管理する力を持つ「サーバー」と呼ばれるコンピューターと、その情報を利用する「クライアント」と呼ばれるコンピューターに分かれていました。例えば、私たちが普段利用するウェブサイトも、情報を発信する側のウェブサーバーと、情報を受け取って表示する側の私たちのコンピューターという関係になっています。しかし、P2Pでは、特定のコンピューターがサーバーやクライアントとして固定されることはありません。 全てのコンピューターがサーバーの役割もクライアントの役割も担うことができるのです。そのため、従来のクライアントサーバーシステムのように、特定のサーバーにアクセスが集中して処理速度が遅くなったり、サーバーが故障した際にシステム全体が利用できなくなるといった問題を避けることができます。P2Pは、ファイル共有ソフトやオンラインゲームなど、様々な分野で活用されています。
ITシステム

ping:ネットワーク接続を確認

- pingとはpingとは、ネットワークに接続されている機器が正常に通信できる状態かを確認するためのコマンド、またはその機能を持つプログラムのことです。 目的地の機器に向けてパケットと呼ばれる小さなデータの塊を送信し、その応答によって接続状態を判断します。pingの仕組みは、卓球のラリーに例えることができます。 あなたが卓球台の一方に立ち、相手にボールを打ちます。 相手がボールを打ち返してきたら、相手はそこにいるとわかりますし、ボールが返ってこなければ、相手がいないか、ボールを受け取れていないと判断できます。 pingもこれと同じように、パケットというボールを相手に送り、その応答を確認することで通信状態を調べます。pingは、インターネット接続の状態を確認するためによく利用されます。 例えば、ウェブサイトにアクセスできない場合、pingコマンドを使ってそのウェブサイトのサーバーに接続できるかを確認することで、問題の原因を特定する手がかりを得ることができます。 また、オンラインゲームなどリアルタイム性が求められる場面では、ping値によって通信の遅延状態を把握することも可能です。pingは、ネットワーク管理者から一般ユーザーまで、幅広く利用されている重要なコマンドです。 その手軽さと有用性から、ネットワークトラブルシューティングの際に最初に試されることの多い方法の一つとなっています。