企業のセキュリティ対策の要!CSIRTとは?
昨今、企業にとって情報セキュリティ対策は経営上の重要課題の一つとなっています。サイバー攻撃の手法は日々巧妙化しており、企業は情報漏えいやシステム障害などのセキュリティリスクに常に晒されていると言っても過言ではありません。こうした状況下で、企業を守る専門部隊として注目されているのがCSIRT(シーサート)です。
CSIRTとは、「コンピュータセキュリティ事案対応チーム」を意味する「Computer Security Incident Response Team」の略称で、企業内で発生したセキュリティ事故に迅速かつ適切に対応するための専門チームです。セキュリティに関する高度な知識や経験を持ったメンバーで構成され、日頃から組織内のシステムの脆弱性診断やセキュリティ対策の強化に取り組むとともに、万が一、セキュリティ事故が発生した場合には、原因の究明、被害の拡大防止、復旧対応などの緊急対応を行います。
CSIRTは、企業におけるセキュリティ対策の最後の砦として、その役割は年々重要性を増しています。近年では、CSIRTの活動は、社内にとどまらず、外部組織との情報共有や連携も重要視されるようになっています。これは、サイバー攻撃の手法が複雑化・巧妙化し、一企業単独での対策では限界があるためです。
このように、CSIRTは、企業の重要な情報資産を守り、事業継続を確保するために必要不可欠な存在となっています。