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ITシステム

無線LAN:ケーブル不要で快適インターネット

無線LANは、パソコンやスマートフォンなどを無線通信を使ってインターネットや他の機器と接続する技術です。従来の有線LANのように、機器とルーター間をケーブルで接続する必要がないため、配線が不要になり、部屋をスッキリと保つことができます。 無線LANの登場により、自宅やオフィスだけでなく、カフェや空港、駅など、さまざまな場所で手軽にインターネットに接続できるようになりました。そのため、場所を選ばずに仕事や情報収集、娯楽などが楽しめるようになり、私たちの生活に欠かせないものとなっています。 無線LANには、IEEE 802.11a/b/g/n/ac/axなどの規格があり、それぞれ通信速度や周波数帯、通信範囲などが異なります。最近では、高速かつ安定した通信が可能なIEEE 802.11acやIEEE 802.11axが主流となってきており、動画視聴やオンラインゲームなど、大容量データの送受信が必要な場合でも快適に利用できます。 無線LANを利用する際は、セキュリティ対策も重要です。悪意のある第三者に不正アクセスされることを防ぐために、パスワードの設定や暗号化方式の選択など、適切なセキュリティ設定を行うようにしましょう。
ハードウェア

ムーアの法則:進化し続ける技術革新

- ムーアの法則とはムーアの法則は、コンピュータの性能の進化を予測する上で、半導体業界において長きにわたり指標となる役割を果たしてきた法則です。1965年、インテル社の創業者の一人であるゴードン・ムーア氏が提唱しました。この法則は、半導体チップ上に集積できるトランジスタの数は、約18か月から24か月ごとに2倍になるという経験則に基づいています。言い換えれば、コンピュータの処理能力は、時間の経過とともに指数関数的に向上し続ける一方で、そのコストは低下し続けるというわけです。この法則は、単なる技術的な予測を超えて、コンピュータ産業全体の進化を促す原動力となってきました。ムーアの法則に従って、コンピュータは小型化、高性能化、低価格化が進み、私たちの生活のあらゆる場面に浸透してきました。スマートフォンやノートパソコンなどの携帯端末から、スーパーコンピュータやデータセンターに至るまで、現代社会の基盤を支える技術革新は、ムーアの法則の予測に支えられてきたと言えるでしょう。しかし近年、ムーアの法則の限界も指摘されるようになっています。トランジスタの微細化は物理的な限界に近づきつつあり、従来と同じペースで性能向上を実現することが困難になりつつあります。そこで、新たな材料や設計技術の開発、量子コンピュータなど、従来とは異なるコンピューティングパラダイムへの移行など、さまざまな取り組みが進められています。