MAM

記事数:(2)

セキュリティ

企業の情報管理の要!MCMとは?

- モバイルコンテンツ管理とは近年、スマートフォンやタブレットといった携帯端末の普及に伴い、多くの企業でこれらの端末を業務に活用する動きが広まっています。従業員が私物の端末を業務で利用する、いわゆる「持ち込み端末」の運用は、従来の業務用端末と比べてコスト削減や業務効率化などのメリットがある一方、情報漏えいリスクの上昇という課題も孕んでいます。このような背景から生まれたのが-モバイルコンテンツ管理(MCM Mobile Content Management)-です。モバイルコンテンツ管理とは、従業員が業務で利用する携帯端末において、企業の情報資産を適切に管理し、セキュリティを確保するための仕組みやツールの総称を指します。具体的には、モバイルコンテンツ管理は以下の様な機能を提供します。* -業務アプリへのアクセス制限- 許可されたアプリ以外は利用できないように制限をかけることで、業務外アプリによる情報漏えいを防ぎます。* -データの暗号化- 端末に保存される業務データや、やり取りされる情報を暗号化することで、万が一情報漏えいが発生した場合でも、内容の閲覧や解読を防ぎます。* -リモートデータ消去- 端末の紛失や盗難が発生した場合に、遠隔操作で端末内の業務データを消去することで、情報漏えいのリスクを最小限に抑えます。モバイルコンテンツ管理は、企業が安全に「持ち込み端末」を運用し、その利便性を享受するために必要不可欠なものです。
セキュリティ

モバイルアプリ管理:MAMで実現するセキュアなテレワーク

- MAMとは近年、スマートフォンやタブレットといった携帯端末が広く普及し、業務で活用するケースも増加しています。それに伴い、業務で利用するアプリケーションを効率的に管理し、情報漏えいなどのセキュリティリスクを低減することが企業にとって重要な課題となっています。このような状況に対応するために登場したのがMAMです。MAMは、「モバイル・アプリケーション・マネジメント」の略称で、企業が所有または従業員が業務で利用する携帯端末上のアプリケーションを統合的に管理するシステムです。従来、携帯端末の管理といえば、MDM(モバイル・デバイス・マネジメント)と呼ばれる、端末そのものを管理する方法が主流でした。しかし、MDMは端末全体の管理を行うため、従業員のプライバシーを侵害する可能性や、管理が複雑になるといった課題がありました。一方、MAMはアプリケーションに焦点を当てて管理を行うため、従業員のプライバシーを守りながら、業務に必要なアプリケーションのみを安全に利用できるようにすることができます。具体的には、アプリケーションの配布や更新、利用制限、データの消去などを遠隔操作で行うことができます。MAMを導入することで、企業は以下のようなメリットを享受できます。* 業務アプリケーションの効率的な管理* セキュリティリスクの軽減* 従業員のプライバシー保護* IT管理者の業務負担軽減このように、MAMは企業のモバイルセキュリティ対策、業務効率化に大きく貢献するシステムと言えるでしょう。