
安定稼働に欠かせない!ロードバランサーとは?
インターネット上のホームページやサービスが多くの人の目に止まり、アクセスが殺到すると、情報処理やデータ送受信を行う機器であるサーバーに大きな負担がかかります。この負担が限界を超えてしまうと、ホームページが表示されなくなったり、サービスが利用できなくなったりする事態も起こりえます。このような事態を防ぐために重要な役割を担うのがロードバランサーです。
ロードバランサーは、複数のサーバーに処理を分散させることで、特定のサーバーにアクセスが集中することを防ぎます。例えば、ホームページへのアクセスを複数のサーバーに振り分けることで、一つのサーバーにかかる負担を軽減し、安定したサービス提供を可能にします。アクセスが集中しやすいキャンペーン期間中や新商品発売時などに、安定したサービス提供を維持するためにもロードバランサーは有効です。
ロードバランサーを導入することで、アクセス集中によるサーバーダウンのリスクを低減できるだけでなく、システム全体の処理能力を向上させる効果も期待できます。これは、負荷分散によって各サーバーの処理能力を最大限に活かせるようになるためです。さらに、サーバーの増設や交換などの際にも、サービスを停止することなく作業が行えるため、運用管理の効率化にも繋がります。