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WEBサービス

画像で検索!進化する画像検索の世界

インターネットで欲しい情報を探す時、多くの人が検索サイトを使います。検索窓にキーワードを入れて検索ボタンを押すと、関連するウェブサイトが一覧で表示されます。しかし、「あの花の名前は?」「この模様と似たようなものは?」のように、探したい情報が形あるものの場合、キーワードだけで探すのは難しいです。例えば、名前を知らない花の写真を撮ったとしても、その花の特徴を表す適切な言葉が分からなければ、検索窓に入力できません。このような時に役立つのが、画像検索です。 画像検索は、キーワードの代わりに画像を用いて検索を行う方法です。検索したいものの写真やイラストを検索サイトにアップロードするか、画像のURLを指定することで、インターネット上にある似た画像や関連情報を検索できます。この技術は、近年の人工知能の進化により、飛躍的に精度が向上しました。今では、花の写真から種類を特定したり、洋服の写真から販売サイトを見つけたりすることも容易になりました。 画像検索は、従来のキーワード検索では困難だった、視覚的な情報を扱う検索を可能にしました。これは、私たちがインターネットから情報を得る方法を大きく変え、より直感的で便利な情報収集を可能にする技術と言えるでしょう。
ITシステム

システムの安定稼働に不可欠な「可用性」とは?

- 「使える状態」を保つこと 「可用性」とは、コンピュータシステムやソフトウェア、インターネット上のサービスなどが、利用者が使いたい時にきちんと使える状態であることを示す言葉です。 システムは常に動き続けてくれるのが理想ですが、実際には機械の調整や、予想外の故障が起こる可能性があり、その間はサービスが使えなくなってしまうことがあります。 可用性は、このようなサービスの停止時間を極力減らし、システムをできるだけ長く動かせる状態にしておくことを目指す考え方です。 例えば、オンラインショップであれば、いつでも利用者が商品を購入できる状態であることが重要です。システムの不具合でサービスが停止してしまうと、売上の損失に繋がりかねません。また、銀行のオンラインバンキングサービスであれば、預金の確認や振込などがいつでも行える状態であることが求められます。 このように、可用性はシステムやサービスの信頼性、ひいては企業の信頼性にも関わる重要な要素と言えます。
SAP

価格決定表:価格設定の心臓部

- 価格決定の仕組み 商品を販売する際に、私たちは値段を見て「買いやすい」「少し高い」などと判断します。この商品の値段は、どのようにして決められているのでしょうか。実は、商品につけられる値段には様々な要素が関係しており、単純に原価に利益を上乗せするだけで決まるわけではありません。 商品を販売する企業は、まず商品の製造や仕入れにかかった費用を基に、利益を加えた「定価」を検討します。しかし、この定価で必ずしも販売されるとは限りません。消費者の購買意欲を高めるために、定価から割引を行う「値引き」を行う場合もあります。また、商品を消費者に届けるための「送料」や、商品やサービスに対して課せられる「消費税」なども考慮する必要があります。 このように、商品の原価、競合商品の価格、消費者の需要、税金、流通コストなど、様々な要素を考慮し、最終的に消費者に提示する価格を決定します。この価格設定こそが「価格決定」と呼ばれるものであり、企業の収益に直結する重要な要素と言えるでしょう。適切な価格設定は、消費者に商品を買ってもらい、企業が利益を得るために欠かせない要素なのです。
ITシステム

進化するコンピューター利用:仮想化とは

- コンピューター資源を自在に操る技術 コンピューターは、その性能を最大限に発揮するために、CPU、メモリ、ディスク、ネットワークといった様々な装置を組み合わせて動作しています。これらの装置は、これまで物理的な実体を持つ部品として存在しており、その制約に縛られることが少なくありませんでした。しかし近年、これらの物理的な制約を取り払い、コンピューター資源をより効率的かつ柔軟に利用できるようにする技術が注目を集めています。それが、「仮想化」です。 仮想化とは、コンピューターを構成するハードウェア資源を、ソフトウェアの力で抽象化し、あたかも実体を持つ部品のように見せかける技術です。例えば、1台のコンピューターの中に、複数の仮想的なコンピューターを作り出すことができます。それぞれの仮想コンピューターは、独立したCPU、メモリ、ディスクなどを割り当てられ、あたかも物理的に独立したコンピューターのように動作します。 仮想化技術の導入により、従来の物理的な制約にとらわれず、コンピューター資源を必要な時に必要なだけ割り当てることが可能になります。これは、コンピューターの運用を効率化し、コスト削減や省電力化に大きく貢献します。また、システムの構築や変更を迅速に行えるようになるため、ビジネスの柔軟性や俊敏性を向上させる上でも大変有効です。
ハードウェア

仮想メモリ:広がるメモリの仕組み

- 仮想メモリとはコンピューターが処理を行うには、CPUが直接データを読み書きできる、主記憶装置とも呼ばれる「物理メモリ」が必要です。しかし、物理メモリは容量が限られており、同時に複数のプログラムを実行したり、容量の大きなデータを扱ったりする場合には不足してしまうことがあります。このような問題を解決するのが「仮想メモリ」です。仮想メモリは、物理メモリだけでは足りない部分を補うために、ハードディスクやSSDといった補助記憶装置の一部を、あたかもメモリのように見せかけて利用する技術です。 これにより、コンピューターは実際よりもはるかに大きなメモリ空間を扱うことができるようになります。例えば、4GBの物理メモリを搭載したコンピューターで、合計6GBのメモリを必要とするプログラムを実行する場合を考えてみましょう。仮想メモリがなければ、メモリ不足が発生し、プログラムは正常に動作しません。しかし、仮想メモリを利用することで、残りの2GBをハードディスクなどに一時的に保存し、必要な時に読み込むことで、プログラムを実行することが可能になります。このように、仮想メモリは、限られた物理メモリを有効活用し、多くのプログラムを同時に実行したり、大規模なデータを処理したりすることを可能にする重要な技術と言えます。ただし、ハードディスクやSSDは物理メモリと比べて読み書き速度が遅いため、仮想メモリの使用量が増えすぎると、コンピューター全体の処理速度が低下する可能性があります。
ITシステム

仮想デスクトップで快適な作業環境を実現

- 仮想デスクトップとは仮想デスクトップとは、一台のパソコンやサーバー上で、複数の利用環境を仮想的に構築する技術です。まるで、一台の機械の中に、それぞれ独立した複数台のパソコンが存在しているかのように使うことができます。これを可能にするのが仮想化ソフトです。パソコンやサーバーに仮想化ソフトを導入することで、複数の仮想マシンと呼ばれるソフトウェア上のパソコンを稼働させることができます。それぞれの仮想マシンは、あたかも実際のパソコンのように、独自のオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションを動かすことができます。この仮想マシンを利用環境として提供するのが、仮想デスクトップです。仮想デスクトップには、大きく分けて二つの方式があります。「仮想PC型(VDI方式)」と「サーバーベース型」です。「仮想PC型(VDI方式)」は、一台のサーバー上で複数の仮想マシンをそれぞれ個別に作成し、利用者に割り当てる方式です。 各利用者は自分専用の仮想マシンを持つため、他の利用者の影響を受けずに、自由にアプリケーションのインストールや設定変更を行うことができます。一方、「サーバーベース型」は、サーバー上で動作する一つのOS環境を、複数の利用者で共有する方式です。利用者は、サーバー上のアプリケーションやデータにアクセスすることで業務を行います。どちらの方式にもメリット・デメリットがあり、企業の規模やセキュリティ要件、運用体制などに応じて最適な方式を選択する必要があります。
ITシステム

仮想サーバー:その仕組みと利点

- 仮想サーバーとは従来のサーバーといえば、決まった役割を担うために専用のコンピューターを想像する人が多いでしょう。しかし、仮想サーバーは、ソフトウェア技術を用いることで、1台の物理的なコンピューター上に複数の仮想的なコンピューター環境を作り出すことができます。それぞれの仮想環境は、あたかも独立したサーバーのように機能するため、「仮想サーバー」と呼ばれています。従来の物理サーバーは、サーバーごとに設置場所や電力、冷却装置などが必要となり、管理や運用に手間がかかることが課題でした。一方、仮想サーバーは、1台の物理サーバー上に複数の仮想サーバーを構築するため、物理的なスペースや電力消費を抑え、管理・運用コストを削減することができます。また、仮想サーバーは、必要な時に必要なだけサーバー資源を増減できるというメリットもあります。これは、急なアクセス増加や新規サービスの開始など、状況に応じて柔軟に対応できることを意味します。さらに、物理サーバーに障害が発生した場合でも、仮想サーバーを別の物理サーバーに移行することで、システム全体の停止時間を最小限に抑え、安定稼働に貢献します。このように、仮想サーバーは、従来の物理サーバーに比べて、コスト削減、柔軟性、安定稼働などの点で多くの利点があります。そのため、近年では、多くの企業で仮想サーバーの導入が進んでいます。
ITシステム

仮想LAN:ネットワークを柔軟に構築

- 仮想LANとは 仮想LANとは、物理的なLANケーブルの接続にとらわれず、論理的にネットワークを分割する技術のことです。 従来のLANでは、物理的に同じ場所に設置された機器同士が接続され、情報をやり取りしていました。例えば、同じオフィス内に設置されたパソコンやプリンターなどが、LANケーブルで接続され、互いにデータを送受信していたのです。 しかし、仮想LANでは、異なる場所に設置された機器同士でも、同じグループとして設定することで、あたかも同じ場所に存在するかのように通信を行うことができます。 仮想LANを利用すると、物理的な場所に縛られずに、部門や用途ごとにネットワークを分割することが可能になります。例えば、総務部と営業部が同じフロアに存在する場合でも、それぞれの部門専用の仮想LANを構築することで、セキュリティを強化し、誤って別の部門の情報にアクセスすることを防ぐことができます。 このように、仮想LANは、ネットワークの柔軟性と安全性を高める上で、非常に重要な技術となっています。