フローチャート:プログラムの設計図
- 分かりやすい処理の流れ
何か複雑な作業をするとき、手順を整理することは非常に重要です。手順が整理されていないと、どこから手をつければ良いのか分からなくなったり、作業が途中で滞ってしまうことがあります。このような問題を解決するために役立つのが「流れ図」です。
流れ図は、複雑な処理の手順を視覚的に表現する、言わば道案内図のようなものです。旅行の際に地図があると目的地までの経路がひと目でわかるように、流れ図を用いることで、処理の開始から終了までが記号と矢印で明確に示され、誰でも理解しやすい流れを把握することができます。
流れ図は、プログラミングやシステム開発の現場だけでなく、工場の製造ラインや事務処理の手順など、様々な場面で活用されています。その理由は、図を用いることで直感的に理解しやすくなるため、専門知識がない人でも容易に内容を把握できるからです。また、流れ図を作成することで、処理の抜け漏れや重複、非効率な部分を発見しやすくなるという利点もあります。