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コンサル

コンサル業界で頻出?「行って来い」の意味とは

「行って来い」という表現、日常会話でよく耳にしますよね。でも、この言葉が元々証券業界で使われていた専門用語だったと知っていましたか? 株式投資の世界では、株価は常に変動しています。一日の中でも上がったり下がったりと、まるで激しい波のように上下を繰り返します。そして、取引終了時にたまたま前日と同じ株価になった時、つまり一日で上がった分だけきっちり下がってプラスマイナスゼロになった状態を、証券マンたちは「行って来い」と呼んでいました。 「行って来い」は、まさに株価が元の位置に戻ってくる様子を表した言葉なのです。上がって喜んだのも束の間、結局は元の木阿弥。そんな投資家たちの悲喜こもごもが込められている表現とも言えるでしょう。 その後、この「行って来い」という言葉は、証券業界だけでなく、より広い範囲で使われるようになりました。意味合いも変化し、現在では「元の場所に戻ってくる」という意味だけでなく、「無駄な努力」や「結局は何も変わらない」といったニュアンスも含むようになっています。
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委託放送事業者ってなに?

毎日、テレビをつけるとドラマやニュース、バラエティ番組など、様々な番組が放送されていますよね。では、これらの番組はどのようにして私たちの家に届けられているのでしょうか? 実は、番組制作会社が作った番組を、そのままの形で放送局が放送してくれるとは限りません。 そこで活躍するのが「委託放送事業者」と呼ばれる会社です。 委託放送事業者とは、簡単に言うと、番組を放送したい放送局と、番組を作りたい制作会社をつなぐ役割を担っています。例えば、地方の放送局が自社だけで番組を制作しようとすると、多額の費用や人材が必要になります。そこで、委託放送事業者に依頼することで、質の高い番組を効率的に制作・放送することが可能になるのです。 委託放送事業者は、番組制作費用の負担や、番組の内容企画、出演者の選定、撮影、編集など、番組制作に関わる様々な業務を行います。そして、完成した番組を放送局に納品することで、私たち視聴者の元に届けられるのです。 つまり、私たちが毎日楽しんでいるテレビ番組の裏側には、放送局だけでなく、委託放送事業者を含む多くの人々の努力が隠されていると言えるでしょう。