データ活用の鍵!インポートのススメ
- インポートとは異なる情報システムの間でデータをやり取りする際、外部からデータを取り込む操作を「インポート」と呼びます。 例えば、顧客情報を一覧で管理している表計算ソフトのデータを、顧客管理システムにまとめて登録したい場合などに利用されます。顧客管理システムに顧客情報を登録する作業を想像してみてください。顧客一人ひとりの氏名や住所、電話番号などを、システム上の入力画面で一つずつ手入力していくのは、非常に手間と時間がかかる作業です。顧客数が数百、数千と膨大な場合、手入力では非現実的です。そこで役立つのがインポート機能です。表計算ソフトで作成した顧客情報の一覧データを、インポート機能を使って顧客管理システムに取り込むことができます。 インポート機能を利用することで、データの入力作業を大幅に効率化できるだけでなく、手入力によるミスを減らすことも期待できます。インポートをスムーズに行うためには、異なるシステム間でデータの受け渡しを円滑に行うための、標準的な形式のデータを用いることが重要です。 その代表例として、CSV(カンマ区切り)形式が挙げられます。 CSV形式は、データの項目をカンマで区切り、各行に一つのデータが記載されたシンプルな構造を持つため、様々なシステムでのデータのやり取りに適しています。