HTTP

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プロトコル

Webサイトを安全に閲覧するためのHTTPS

インターネットは、今や私たちの生活に欠かせないものとなっています。情報収集や買い物、友人との交流など、様々な用途で利用されていますが、その一方で、インターネット上には危険も潜んでいます。 インターネット上で情報を安全にやり取りするためには、セキュリティ対策が必須です。そのセキュリティ対策として重要な役割を担っているのが、「HTTPS」という通信方式です。 HTTPSは、ウェブサイトと利用者の間でやり取りされる情報を暗号化することで、第三者による盗聴や改ざんを防ぎます。例えば、オンラインショッピングの際にクレジットカード情報を入力する場合、HTTPSで接続されていれば、その情報は暗号化されて送信されるため、万が一、第三者に通信内容を盗み見られても、解読される心配はありません。 HTTPSは、ウェブサイトのアドレスの前に「https//」と表示されていることで確認できます。また、ブラウザによっては、アドレスバーに鍵マークが表示されることもあります。インターネットを利用する際には、これらの表示を確認し、安心して情報を入力できるウェブサイトかどうかを見極めることが大切です。
プロトコル

インターネットの共通語:プロトコル

私たち人間は、互いに意思疎通を図る際に、日本語や英語といった共通の言語を用います。これと同じように、コンピューター同士が情報を正確にやり取りするためにも、共通のルールが必要です。このルールを「プロトコル」と呼びます。 プロトコルは、コンピューター間の通信を円滑に行うための、いわば交通ルールのようなものです。具体的には、データの形式、送信方法、エラー発生時の対処法など、通信に関する様々な手順を細かく規定しています。 例えば、ホームページを閲覧する際に用いられる「HTTP」というプロトコルは、ウェブサーバーとブラウザ間で、データの送受信を行うためのルールを定めています。このルールに従って、私たちは世界中のウェブサイトにアクセスし、情報を得ることが可能となっています。 このように、プロトコルは、コンピューターネットワークにおいて、非常に重要な役割を担っています。異なる機種やシステム間でも、プロトコルさえ合致していれば、円滑なコミュニケーションが可能になるのです。
プロトコル

OData:データ連携を容易にする最新技術

- ODataとはODataは、「オープン・データ・プロトコル」を短くした言葉で、異なる仕組みを持つシステム同士で効率的に情報をやり取りするための共通の約束事です。この約束事は、アメリカのマイクロソフト社が中心となって作られ、広く知られるREST APIの仕組みに基づいて作られています。ODataの特徴は、インターネットで広く使われているHTTPなどの技術を活用している点にあります。これは、まるで世界共通語を使うように、異なるシステムやアプリケーションが共通の言葉でデータにアクセスできるようになることを意味します。ODataのおかげで、システム開発者はデータのやり取りに関する複雑な問題を解決する必要がなくなり、より簡単にシステムを連携させることができるようになります。ODataは、データの形式を記述するための標準的な方法も提供しています。これにより、データの構造が事前にわかるため、システム同士がスムーズに情報を理解し、処理することが可能になります。このように、ODataは、異なるシステム間でのデータ連携を容易にするための重要な技術として、幅広い分野で活用が期待されています。
開発

curlコマンド入門:ウェブとのデータ連携を簡単に

- curlコマンドとはcurlコマンドは、コンピュータネットワークを通じてデータの送受信を行うためのコマンドラインツールです。普段ウェブサイトの閲覧に利用するブラウザと似たような役割を持っていますが、コマンドラインから操作するという特徴があります。このため、自動処理などに適しており、例えば定期的にウェブサイトの情報を取得したり、プログラムの一部としてデータ送信を行ったりする際に役立ちます。具体的には、HTTPやFTPといった様々なプロトコルを用いてデータの送受信を行うことができます。そのため、ウェブサイトのデータ取得だけでなく、ファイルのダウンロード、サーバーへのファイルアップロードなど、幅広い用途で利用されています。curlコマンドは、シンプルなコマンドで様々な操作を実現できる点も魅力です。例えば、ウェブサイトにアクセスする場合は、"curl"に続けてアクセスしたいウェブサイトのURLを指定するだけで実行できます。また、オプションを指定することで、ヘッダー情報の追加やデータの保存、認証情報の送信など、より複雑な処理を行うことも可能です。curlコマンドは多くのシステムに標準搭載されているため、特別な設定をしなくても利用できるケースが多いのも利点です。そのため、サーバー管理者や開発者にとって非常に便利なツールとなっています。
WEBサービス

Webサーバー: インターネットの舞台裏の立役者

私たちが日々何気なく見ているウェブサイトは、実は舞台裏で様々な技術が連携して成り立っています。その中心的な役割を担うのがウェブサーバーと呼ばれるコンピューターです。ウェブサイトは、実は膨大な量のテキストや画像、動画などのデータで構成されています。これらのデータは、インターネット上に設置されたウェブサーバーに保管されています。 私たちがウェブサイトを見たいとき、まずはウェブブラウザにアドレスを入力します。すると、ウェブブラウザは、指定されたアドレスに紐づけられたウェブサーバーに対して、必要なデータの送信を要求します。この要求を受け取ったウェブサーバーは、保管しているデータの中から該当するものを探し出し、それをウェブブラウザに送り返します。 ウェブブラウザは、受け取ったデータを解釈し、私たちが見慣れたウェブサイトの形に組み立て、画面上に表示します。つまり、ウェブサーバーは、インターネット上の図書館のような役割を果たし、私たちが必要な情報をいつでも取り出せるよう準備しているのです。このように、ウェブサーバーはインターネットを支える重要なインフラと言えるでしょう。
WEBサービス

セッション:Web上の行動を繋ぐ仕組み

- セッションとは 二つの機器間で情報のやり取りを行う際、その開始から終了までの流れをセッションと呼びます。 インターネットを利用する際に、私達が普段何気なく行っているWebサイトの閲覧も、このセッションという仕組みの上に成り立っています。例えば、オンラインショップで買い物をするとしましょう。 まず、私達はインターネットに接続した端末で、目的のオンラインショップのWebサイトにアクセスします。 この時、端末とWebサイトの間でセッションが開始されます。 Webサイトを閲覧し、商品を選び、購入手続きを進めていく間も、端末とWebサイトの間では途切れることなく情報のやり取りが続けられます。 そして、最後に購入を確定し、Webサイトを閉じる、もしくは一定時間操作を行わないことで、セッションは終了となります。 このように、Webサイトへのアクセスから、情報の閲覧、商品の購入、そして接続の終了までの一連の流れが、一つのセッションとして扱われるのです。 セッションは、インターネット上での安全な情報のやり取りを実現するためにも重要な役割を担っています。
WEBサービス

世界で活躍するWebサーバ Apache

私たちが日々何気なく見ているインターネット上のホームページ。実は、その裏側では「ウェブサーバ」と呼ばれるソフトウェアが重要な役割を担っています。ウェブサーバは、インターネット上で情報をやり取りするための仕組みである「ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)」において、情報を発信する側を支える役割を担っています。 私たちがインターネットブラウザを使ってホームページを見たいとき、ブラウザはウェブサーバに対して情報の要求を送信します。すると、要求を受けたウェブサーバは、保存しているホームページのデータや画像などのファイルを読み込み、インターネットを通じてブラウザに送信します。この一連のやり取りによって、私たちはホームページを閲覧することができるのです。 ウェブサーバには様々な種類がありますが、その中でも世界中で最も広く利用されているのが「アパッチ」です。アパッチは、無料で利用できるオープンソースソフトウェアであるため、多くの企業や個人がウェブサイト運営のために利用しています。アパッチは、高性能かつ安定した動作が特徴であり、世界中のウェブサイトの約4割で利用されているというデータもあるほど、世界中で広く普及しています。