HR

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コンサル

従業員満足度向上のためのEX戦略

- 従業員体験、すなわちEXとは 従業員体験、すなわちEXとは、Employee Experienceの略で、従業員が企業と関わる中で得られるあらゆる経験を指します。 具体的には、採用活動への応募から始まり、入社、新しい環境や仕事に慣れるための導入研修、日々の業務、スキルアップのための研修、部署異動や昇進、そして退職に至るまで、従業員が企業と関わる全ての場面が含まれます。 EXを構成する要素は多岐に渡り、企業が持つ文化や価値観、職場の環境、仕事の内容や役割、同僚や上司との人間関係なども重要な要素となります。 従来の人事管理は、企業が従業員を管理するという視点が強く、「企業目線」で制度設計や評価が行われていました。しかし、EXは「従業員目線」を重視し、従業員一人ひとりが企業と関わる中でどのような経験をし、何を感じているのかに焦点を当てています。 従業員が企業の中で良好な経験を積み重ねることで、仕事に対する満足度や企業への愛着が高まり、結果として企業の成長にも繋がっていくと考えられています。
SAP

SAPの心臓部!ビジネスコンポーネントとは?

- ビジネスコンポーネントとは ビジネスコンポーネントは、企業の基幹業務システムであるSAPにおいて、中核となる機能を担う、いわば心臓部と呼べるものです。このシステムは、会社全体を支える巨大な歯車に例えることができ、それぞれの歯車が、会計、人事、販売といった特定の業務領域を受け持つことで、会社全体の業務が滞りなく進むように設計されています。 それぞれのビジネスコンポーネントは、独立したソフトウェアモジュールとして構築されており、特定の業務プロセスを効率化するために必要な機能を提供します。例えば、財務会計コンポーネントは、企業の財務状況を記録・管理し、財務諸表の作成などを自動化する機能を提供します。 これらのコンポーネントは、単独で使用することも可能ですが、真価を発揮するのは、他のコンポーネントと連携し、企業全体の業務プロセスを統合的に管理する場合です。例えば、受注情報が販売管理コンポーネントに入力されると、在庫管理コンポーネントに在庫状況の確認が要求され、同時に財務会計コンポーネントに売上情報が連携される、といった具合です。 このように、ビジネスコンポーネントは、企業全体の業務を効率化し、情報の一元管理を実現するための、重要な役割を担っているのです。