FD

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ITシステム

システム開発におけるFDとは?

- システム開発のFDとはシステム開発におけるFDとは、「機能設計」を指す言葉です。これは、システム開発の工程全体で見ると、お客様からの要望をまとめた「要件定義」の後に行われる「基本設計」と同じ意味合いで使われることもあります。FDは、開発するシステムがどのように動作するのか、利用者にどのような機能を提供するのかを具体的に決めていく、とても重要な作業です。システム開発において、FDはまさに建物の設計図を作るようなものであり、この設計図がしっかりしていないと、後々の工程で大きなトラブルを引き起こす可能性があります。例えば、新しいオンラインショップを開発するとします。この時、FDでは「商品の検索機能はどうするのか」「購入手続きはどうすればいいのか」「支払方法には何を選ぶことができるのか」といった、利用者が実際にシステムを使う時のことを想定して、機能を細かく決めていきます。FDがしっかりと行われていれば、開発チーム全体でシステムの完成イメージを共有できますし、後々の工程で「言った言わない」といったトラブルを防ぐことにも繋がります。また、利用者にとっても、使いやすいシステムを作るためにFDは欠かせないプロセスと言えるでしょう。