DMZ

記事数:(2)

セキュリティ

セキュリティの鍵!DMZとは?

- DMZとは DMZとは、「非武装地帯」を意味するDeMilitarized Zoneの略称で、コンピューターネットワークにおいてセキュリティを強化するために設けられる特別な区域のことです。 インターネットのような外部ネットワークと、企業や組織の内部ネットワークの間に、ちょうど緩衝地帯のようにDMZを配置することで、外部からの攻撃から重要な情報資産を守ることができます。 DMZには、外部からのアクセスを必要とするサーバー、例えばウェブサーバーやメールサーバーなどを配置します。これらのサーバーは外部に公開されますが、DMZによって内部ネットワークから隔離されているため、万が一これらのサーバーが攻撃を受けても、攻撃者はDMZを越えて内部ネットワークに直接侵入することができません。 このように、DMZは重要な情報資産を外部からの脅威から守るための、いわば城壁のような役割を果たします。近年、サイバー攻撃の脅威が増大する中で、DMZは企業や組織のネットワークセキュリティ対策として非常に重要な要素となっています。
セキュリティ

ネットワークを守る!ゾーンでセキュリティ強化

- ゾーンとはネットワークを構築する際、セキュリティ対策は欠かせません。そのための有効な手段の一つとして、「ゾーン」があります。ゾーンとは、ネットワークをセキュリティレベルや信頼性によって区切ったエリアのことを指します。私たちの身の回りにも、ゾーン分けの考え方はよく見られます。例えば、空港。誰でも入れる一般エリア、搭乗券を持つ人だけが進める制限エリア、さらに厳重なセキュリティチェックを通過した人だけが入れるエリアなど、重要度に応じてエリアが分けられています。ネットワークの世界でも同様です。インターネットのように誰もがアクセスできるエリア、社内ネットワークのように特定の人だけがアクセスできるエリアなど、セキュリティレベルに応じてエリア分けを行うことで、より強固なセキュリティを実現できます。ゾーンはあくまでもネットワーク上の論理的なエリアであり、物理的な区切りがあるわけではありません。しかし、ファイアウォールなどのセキュリティ機器を用いることで、ゾーンごとに異なるセキュリティポリシーを適用し、アクセス制御や通信の制限を行うことが可能になります。このように、ゾーンはネットワークセキュリティの基礎となる重要な概念です。