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顧客体験の向上でビジネスを成長へ

- 顧客体験とは 顧客体験とは、ある企業の商品やサービスに対して、顧客が抱く印象や感情、記憶といった総合的な体験のことを指します。これは、単に商品やサービスの品質が良い、悪いといった範囲を超えて、顧客が企業と関わるあらゆる接点で得られる体験を包括的に捉えた概念です。 例えば、顧客が商品を初めて認識する段階から、購入を決断するまで、実際に商品を手に取って使用するまで、そして使用後に感じる満足感や、生じる疑問に対するサポートの質に至るまで、あらゆる場面が顧客体験に影響を与えます。さらに、その後も継続して商品を利用するのか、あるいは他の人におすすめしたり、あるいはそうでなかったりといった行動も、顧客体験の一部として捉えられます。 従来の顧客満足度という考え方は、商品やサービスそのものの品質のみに焦点を当てていました。しかし、顧客体験は、商品やサービスの品質といった側面だけでなく、顧客の感情や記憶、企業への印象といった、より広範囲な要素を重視します。 顧客が企業に対してどのような感情を抱き、どのような記憶を刻むのか、そして最終的に企業に対してどのようなイメージを持つのか、といった点こそが、顧客体験を理解する上で重要なのです。
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顧客体験を可視化する「カスタマージャーニー」とは?

- 「顧客の旅」って? 「顧客の旅」とは、簡単に言うと、ある商品やサービスをお客様が初めて知ってから、購入を決めて実際に使い、そしてその後も使い続けるか、それとも使うのをやめてしまうか、という一連の流れのことです。 お客様を旅人に見立て、商品やサービスとの出会いを旅の出発点と考えます。そして、その旅の道中でどんな出来事や感情の変化があったのかを細かく追っていくことで、お客様がどのような行動パターンを持っているのか、どんな気持ちでいるのかを深く理解しようとするのです。 例えば、洋服を買いたいと思ったお客様が、インターネットで気になるお店を見つけたところから「顧客の旅」は始まります。お店を訪れて商品を手に取ったり試着したりするのも旅の一部ですし、店員さんと話したり、商品のレビューを読んだりするのも大切な体験です。そして、購入を決めて実際に商品を使うことで、その旅は続きます。 このように、「顧客の旅」を細かく見ていくことで、お客様一人ひとりに寄り添ったサービスや商品開発、そして効果的な宣伝活動ができるようになります。
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顧客を掴むCXとは?

- CXとは CXとは、「顧客体験」を意味する言葉です。 商品やサービスを顧客に提供する企業にとって、顧客がどのような体験をするかは非常に重要です。 従来は、顧客が商品やサービスに対してどれだけ満足しているか、つまり「顧客満足度」が重視されていました。しかし、CXは顧客満足度よりもさらに広い概念です。 顧客が商品やサービスを認知する段階から、購入、使用、さらには使用後の評価や口コミに至るまで、企業と関わるすべての過程における体験を指します。 例えば、商品の購入を考えている顧客が、ウェブサイトで情報収集を行う際の見やすさや分かりやすさ、商品の購入手続きのしやすさ、商品を使用した際の使い心地や機能、アフターサービスの充実度などが挙げられます。 顧客は、これらの体験を通して企業に対して肯定的なイメージを抱いたり、逆に否定的なイメージを抱いたりします。 企業は、顧客とのあらゆる接点を意識し、顧客体験を向上させるための取り組みを行うことが重要です。