CSIRT

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セキュリティ

企業を守るセキュリティの砦:PSIRTとは

- 製品の安全を守る専門家集団 昨今、悪意のある攻撃を仕掛ける者の技術はますます高度化しており、企業が提供する製品やサービスもその標的となるケースが増加しています。顧客が安心して製品やサービスを利用できる環境を提供するためには、セキュリティ対策は必要不可欠です。 このような状況下、企業は製品やサービスの安全確保に奔走しており、その重要な役割を担う専門家集団が「PSIRT(Product Security Incident Response Team)」です。 PSIRTは、企業の製品やサービスにおけるセキュリティ上の問題に特化して対応を行う専門チームです。製品の脆弱性に関する情報収集や分析、セキュリティインシデント発生時の対応、顧客への注意喚起やセキュリティアップデートの提供など、多岐にわたる業務を担っています。 PSIRTは、社内外の関係部署と連携し、迅速かつ適切な対応を行うことで、セキュリティリスクの低減、企業の信頼維持に貢献します。 また、セキュリティに関する専門知識や経験を生かして、製品開発の初期段階からセキュリティ対策を検討することにより、安全な製品やサービスの提供を支援する役割も担っています。 このように、PSIRTは、現代社会において、企業が顧客に安心して製品やサービスを提供していく上で、必要不可欠な存在と言えるでしょう。
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企業のセキュリティ対策の要!CSIRTとは?

昨今、企業にとって情報セキュリティ対策は経営上の重要課題の一つとなっています。サイバー攻撃の手法は日々巧妙化しており、企業は情報漏えいやシステム障害などのセキュリティリスクに常に晒されていると言っても過言ではありません。こうした状況下で、企業を守る専門部隊として注目されているのがCSIRT(シーサート)です。 CSIRTとは、「コンピュータセキュリティ事案対応チーム」を意味する「Computer Security Incident Response Team」の略称で、企業内で発生したセキュリティ事故に迅速かつ適切に対応するための専門チームです。セキュリティに関する高度な知識や経験を持ったメンバーで構成され、日頃から組織内のシステムの脆弱性診断やセキュリティ対策の強化に取り組むとともに、万が一、セキュリティ事故が発生した場合には、原因の究明、被害の拡大防止、復旧対応などの緊急対応を行います。 CSIRTは、企業におけるセキュリティ対策の最後の砦として、その役割は年々重要性を増しています。近年では、CSIRTの活動は、社内にとどまらず、外部組織との情報共有や連携も重要視されるようになっています。これは、サイバー攻撃の手法が複雑化・巧妙化し、一企業単独での対策では限界があるためです。 このように、CSIRTは、企業の重要な情報資産を守り、事業継続を確保するために必要不可欠な存在となっています。
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日本の情報セキュリティを守るJPCERT/CCとは?

- JPCERT/CCの概要JPCERT/CC(ジェーピーサート・シーシー)は、「一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター」(Japan Computer Emergency Response Team/Coordination Center)の略称です。 インターネットの普及は、私たちの生活を便利にする一方で、新たな脅威を生み出すことにもなりました。コンピューターを悪用した侵入や不正アクセスといったセキュリティ上の問題が後を絶たず、社会全体に大きな影響を与える可能性も孕んでいます。このような状況の中、JPCERT/CCは、日本の情報セキュリティ対策の要として重要な役割を担っています。具体的には、国内外からコンピューターセキュリティに関する情報を収集・分析し、発生した問題の解決支援や再発防止に向けた対策を講じています。また、国内外の関係機関と連携し、最新の脅威情報や対策技術に関する情報を発信することで、日本の情報セキュリティレベルの向上に貢献しています。JPCERT/CCは、私たちが安心してインターネットを利用できる環境を構築するために、日々活動しています。