Bluetooth

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IT

機器を無線でつなぐ技術、ペアリングとは?

- ペアリングとは「ペアリング」という言葉は、耳にしたことがあるけれど、具体的にどんなことを指すのか、よく分からない方もいるかもしれません。簡単に言うと、二つの機器が無線でデータのやり取りをするために、互いを認識させて接続の準備をすることを指します。身近な例で見てみましょう。スマートフォンとワイヤレスイヤホンを接続する場合、最初にペアリングという作業が必要になります。これは、スマートフォンとイヤホンがお互いを「信頼できる相手」だと認識し合い、安全に通信するための準備をする作業だと考えてください。具体的な手順としては、まず、接続したい機器のBluetooth機能をオンにします。次に、接続先の機器(例えばイヤホン)を「ペアリングモード」にします。すると、スマートフォンの画面上に、接続可能な機器の一覧が表示されます。その中から接続したい機器(イヤホン)を選んでタップすると、ペアリングが完了し、データのやり取りが可能になります。一度ペアリングが完了すると、次回からは自動的に接続されることが多いです。つまり、Bluetooth機器を使うたびにペアリング作業をする必要はありません。ただし、機器によっては、接続するたびにペアリングが必要なものもあるため、注意が必要です。このようにペアリングは、ワイヤレスで様々な機器を繋ぐために欠かせない技術と言えるでしょう。
IT

ビーコン技術:新たな顧客体験を創造する

- ビーコンとはビーコンとは、Bluetoothという近距離無線通信技術を使って、特定の場所から発信される信号のことです。この信号には、その場所に関する様々な情報を含めることができ、スマートフォンなどの端末で受信することで、様々なサービスに活用できます。ビーコンという名前は、船舶などが位置を把握するために使う灯台から来ています。灯台が光で船を導くように、ビーコンも信号を使って情報を発信し、利用者を必要な情報へと導きます。近年、スマートフォンやタブレット端末の普及により、Bluetoothに対応した機器が爆発的に増えました。それに伴い、ビーコン技術も急速に広がりを見せています。お店にビーコンを設置することで、顧客のスマートフォンにクーポンやセール情報などを配信したり、美術館や博物館で展示物の解説情報を提供したりと、様々な場面で活用されています。また、駅や空港などの公共施設で、現在地から目的地までのナビゲーションを提供するといった用途にも利用されています。このように、ビーコンは私たちの生活をより便利で豊かなものにする可能性を秘めた技術と言えるでしょう。
ITシステム

アドホックネットワーク:その仕組みと可能性

アドホックネットワークとは、特定の機器に頼らずに、機器同士が直接繋がることで成立するネットワークのことです。 例えば、会議室などにいる複数の人がそれぞれ持参したパソコンやスマートフォンを、アクセスポイントやルーターといった無線基地局を用いることなく、直接無線で接続してネットワークを構築することを想像してみてください。 従来のネットワークのように、情報を一元管理する中心的な機器が存在しないため、ネットワークの構成要素である機器の一つに障害が発生した場合でも、他の機器間の通信に影響が出ないという利点があります。 また、アクセスポイントなどの機器の設置や設定が不要なため、迅速かつ容易にネットワークを構築できることも大きなメリットです。 このように、アドホックネットワークは、従来のネットワークとは異なる特徴を持つため、様々な場面で活用が期待されています。 例えば、災害時など、既存の通信インフラが利用できない状況下において、迅速な情報共有を実現するための手段として注目されています。
IT

スマホがルーター代わり?テザリングでどこでもインターネット!

- テザリングとは「テザリング」とは、スマートフォンなどの携帯電話回線を使う機器を介して、パソコンやゲーム機などをインターネットに接続する技術のことです。 外出先などでWi-Fiがない場合でも、スマートフォンのモバイルデータ通信を利用することで、さまざまな機器をインターネットに接続することができます。 例えば、カフェや公園などでパソコンを使って仕事をする場合や、旅行先でタブレットを使って動画を視聴したい場合などに便利です。 テザリングには、大きく分けて「USBテザリング」「Wi-Fiテザリング」「Bluetoothテザリング」の3つの方法があります。 USBテザリングは、スマートフォンとパソコンをUSBケーブルで接続してテザリングする方法です。 Wi-Fiテザリングは、スマートフォンをWi-Fiルーターのようにして、パソコンやゲーム機などを接続する方法です。 Bluetoothテザリングは、Bluetoothを使ってスマートフォンとパソコンなどを接続する方法です。 テザリングを利用する際の注意点としては、スマートフォンのバッテリー消費が早くなることや、通信速度が遅くなる場合があることが挙げられます。 また、テザリングを利用するには、契約している携帯電話会社のパケット定額サービスに加入している必要があります。
ハードウェア

スマートウォッチ:腕元の進化形デバイス

腕時計といえば、かつては時間を確認するための道具というイメージが強かったのではないでしょうか。しかし、近年注目を集めている腕時計型端末は、従来の腕時計の概念を大きく覆す多機能なデバイスとして、私たちの生活に浸透しつつあります。 この腕時計型端末、別名スマートウォッチと呼ばれる所以は、スマートフォンと連携することで、その真価を発揮するところにあります。スマートフォンに着信した電話やメッセージの内容を、わざわざ鞄やポケットから取り出さずとも、手元で確認することができます。また、通話機能を搭載した機種であれば、腕時計に向かって話しかける、まるで近未来を描いた映画のワンシーンのような体験も可能です。 さらに、健康管理への意識が高まる現代において、スマートウォッチは心強い味方となってくれます。歩数、心拍数、睡眠時間など、自身の活動量や健康状態に関するデータを記録し、客観的に把握することができます。この機能により、日々の運動不足解消や生活習慣の見直しを促す効果も期待できます。 このように、多機能な腕時計型端末は、私たちの生活をより快適に、そして豊かにする可能性を秘めていると言えるでしょう。
プロトコル

Bluetooth:身近な無線通信技術

- BluetoothとはBluetoothは、携帯電話やパソコン、イヤホン、プリンターなど、様々な機器を無線で接続するための技術です。ケーブルを使わずに機器同士を繋ぐことができるため、とても便利です。例えば、スマートフォンで音楽を聴く際にワイヤレスイヤホンを使ったり、パソコンにマウスやキーボードを無線で接続したりすることが可能です。この技術は、1990年代後半に開発されました。 当時は、機器同士を接続するためのケーブルが複雑で、利用者にとって大きな負担となっていました。そこで、より簡単に機器を接続する方法として、Bluetoothが開発されたのです。Bluetoothは開発当初から、低消費電力であること、そして低コストで導入できることを目標としていました。そのため、対応機器が急速に普及し、現在では私たちの生活に欠かせない技術となっています。スマートフォンやパソコンはもちろんのこと、自動車や家電製品など、様々な製品に搭載されています。Bluetoothは今後も、より多くの機器に搭載され、私たちの生活をより便利なものにしていくでしょう。
プロトコル

Bluetooth:身近な無線通信技術

- Bluetoothの概要Bluetoothは、家電製品などを無線でつなぐための規格の一つです。 2.4GHz帯と呼ばれる電波を利用して、機器同士が直接データのやり取りを行います。 この技術を使うと、ケーブルを使わずに機器同士を接続できるので、とても便利です。例えば、スマートフォンで音楽を聴く際に、Bluetooth対応のイヤホンを使えば、コードが邪魔になることなく快適に音楽を楽しむことができます。Bluetoothは、パソコン、スマートフォン、タブレット端末、ヘッドホン、イヤホンなど、様々な機器に搭載されています。 対応機器同士であれば、メーカーが違っても接続することができます。 そのため、Bluetoothは世界中で広く普及しており、私たちの生活に欠かせない技術となっています。Bluetoothは、従来の赤外線通信などと比べて、データの送受信速度が速く、通信距離も長いという特徴があります。 また、一度に複数の機器と接続できることも大きなメリットです。 例えば、Bluetooth対応のキーボードとマウスをパソコンに接続して、ワイヤレスで操作することができます。このように、Bluetoothは、私たちの生活をより便利で快適にするために、様々な場面で活用されています。 今後も、さらに多くの機器に搭載され、私たちの生活に浸透していくことでしょう。
IT

免許不要で使える無線通信:ISMバンドとその利用例

- ISMバンドとは 無線で情報をやり取りする技術は、現代社会において欠かせないものとなっています。しかし、無線通信は目に見えない電波という資源を使っているため、決められたルールなしに誰でも自由に使うと、電波同士が干渉してしまい、通信がうまくいかなくなってしまいます。 そこで、電波をスムーズに利用するために、国際電気通信連合(ITU)という国際機関が、電波の利用目的ごとに周波数帯を国際的に決めています。そして、各国はこの決められたルールに基づいて、国内の電波利用を管理しています。日本では、総務省が電波法に基づいてこの役割を担っています。 ISMバンド(産業科学医療用バンド)は、この決められた周波数帯のうちの一つで、その名の通り、医療機器、産業機器、科学機器といった特定の分野で使用するために割り当てられています。 電子レンジやBluetoothなどが、このISMバンドを利用した身近な例です。 ISMバンドは、免許を取得しなくても誰でも利用できるという特徴があります。そのため、近年では、IoT機器など、様々な機器で無線通信機能が利用されるようになり、ISMバンドの利用はますます増えています。