BGP

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プロトコル

インターネットの道案内を担うBGP

- BGPとはBGPは「ボーダー・ゲートウェイ・プロトコル」の略称で、インターネットを構成する大小さまざまなネットワークを繋ぎ合わせる役割を担う、いわばインターネットの道案内人とも言える重要な通信手順です。インターネットは、世界中の無数のネットワークが相互に接続されて成り立っています。これらのネットワークは、それぞれが独立した組織によって管理されており、規模や接続形態もさまざまです。そこで、異なる組織が管理する大規模なネットワーク同士を接続し、情報を円滑に交換するために開発されたのがBGPです。BGPは、ネットワーク同士が互いの経路情報を交換し、最適な経路を選択する仕組みを提供します。インターネット上のデータは、このBGPによって選択された最適な経路を通って、ユーザーの元へ届けられます。BGPは、いわばインターネット上の道路地図のようなものであり、膨大な数のネットワークの中から、最も効率的な経路を見つけ出す役割を担っています。BGPは、インターネットサービスプロバイダ(ISP)など、大規模なネットワークを運用する組織で広く利用されています。BGPの働きにより、私たちは世界中のウェブサイトやサービスに、迅速かつ安定的にアクセスすることが可能になっています。BGPは、インターネットの安定稼働を陰ながら支える、重要な技術と言えるでしょう。