5.7GHz帯

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免許不要で使える無線通信:ISMバンドとその利用例

- ISMバンドとは 無線で情報をやり取りする技術は、現代社会において欠かせないものとなっています。しかし、無線通信は目に見えない電波という資源を使っているため、決められたルールなしに誰でも自由に使うと、電波同士が干渉してしまい、通信がうまくいかなくなってしまいます。 そこで、電波をスムーズに利用するために、国際電気通信連合(ITU)という国際機関が、電波の利用目的ごとに周波数帯を国際的に決めています。そして、各国はこの決められたルールに基づいて、国内の電波利用を管理しています。日本では、総務省が電波法に基づいてこの役割を担っています。 ISMバンド(産業科学医療用バンド)は、この決められた周波数帯のうちの一つで、その名の通り、医療機器、産業機器、科学機器といった特定の分野で使用するために割り当てられています。 電子レンジやBluetoothなどが、このISMバンドを利用した身近な例です。 ISMバンドは、免許を取得しなくても誰でも利用できるという特徴があります。そのため、近年では、IoT機器など、様々な機器で無線通信機能が利用されるようになり、ISMバンドの利用はますます増えています。