青少年保護

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セキュリティ

子供の安全なインターネット利用のために:ペアレンタルコントロールのススメ

インターネットは、私たちの生活に欠かせないものとなり、大人だけでなく、子どもにとっても身近なものとなっています。小学生から高校生まで、ほとんどの子どもがスマートフォンやタブレットを使いこなし、インターネットを通じて世界中の人々と繋がったり、様々な情報を手に入れたりしています。 インターネットは、子どもたちの可能性を広げる一方で、危険もはらんでいます。有害な情報に触れる危険性や、個人情報の漏洩、ネットいじめなど、子どもを取り巻くリスクは多岐に渡ります。 例えば、年齢にそぐわない過激な表現を含む動画や書き込みを目にしたり、悪意のある人物が巧妙に個人情報を聞き出そうとするケースも少なくありません。また、インターネット上での誹謗中傷は後拡散しやすく、子どもたちの心を深く傷つける可能性もあります。 子どもたちが安全にインターネットを利用できるように、保護者による適切な指導と環境づくりが重要です。フィルタリングサービスの利用や、利用時間や場所などのルールを設ける、インターネットの適切な使い方について親子で話し合うなど、できることから始めてみましょう。子どもたちがインターネットの恩恵を受けながら、安全に利用できる未来を共に築いていきましょう。
情報リテラシー

青少年の安全なネット利用を守る法律

法律の正式名称は、その法律が対象とする範囲や目的を明確に示しています。例えば、「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」という正式名称からは、この法律が青少年のインターネット利用に焦点を当て、安全で安心な環境の整備を目指すものであることがはっきりと分かります。 しかし、正式名称は往々にして長いため、日常生活では簡略化した呼び方が用いられることが一般的です。この法律の場合、「青少年インターネット環境整備法」という通称が使われます。これは、正式名称よりも短く、覚えやすく、かつ法律の趣旨を的確に表していると言えます。 この法律は、当初「子ども・若者育成支援推進法」の一部分として制定されました。しかし、携帯電話やスマートフォンが普及し、インターネットが青少年にとってより身近なものとなる中で、新たな問題も浮上してきました。そこで、青少年を取り巻くインターネット環境の変化に対応するため、平成22年4月に改正が行われ、「青少年インターネット環境整備法」として独立しました。この改正により、青少年のインターネット利用に関する内容が強化され、今日に至っています。