電子黒板

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ハードウェア

授業が変わる!電子黒板の可能性

- 電子黒板とは従来の黒板の進化形ともいえる電子黒板は、文字を書き込むだけでなく、その内容をデジタル化して保存したり、共有したりできる便利な機器です。大きく分けて二つの種類があります。一つは、ホワイトボードとスキャナ、プロジェクターを組み合わせたタイプです。これは、ホワイトボードに書いた内容をスキャナで読み取り、プロジェクターで拡大投影するという仕組みです。比較的安価に入手できるというメリットがある一方、書き心地が従来のホワイトボードと変わらないため、デジタルならではの利便性は低いと言えます。もう一つは、大型液晶ディスプレイとソフトウェアを組み合わせたタッチパネル式のタイプです。こちらは、大型のタブレット端末のような形状で、直接画面に電子ペンで書き込むことができます。書いた内容はデータとして保存できるだけでなく、インターネットに接続して情報を検索したり、他のアプリケーションと連携させたりすることも可能です。近年では、こちらのタッチパネル式が主流になりつつあります。電子黒板は、教育現場や企業の会議室など、様々な場面で活用されています。資料を共有したり、共同作業をしたりすることが容易になるため、コミュニケーションの活性化や業務効率化に貢献することが期待されています。
その他

学びの相乗効果!協働学習のススメ

- 協働学習とは?協働学習とは、複数の子どもたちがグループを作り、共通の目標を達成するために協力しながら学習を進める方法です。文部科学省では、「子どもたち同士が教え合い学び合う協働的な学び」と定義されており、従来の一斉授業のような、教師が生徒に知識を一方的に教えるスタイルとは大きく異なります。協働学習では、子どもたちは受け身ではなく、主体的に学習に参加します。具体的には、グループ内で意見交換や議論を行い、それぞれの考えを共有したり、互いの意見を比較検討したりします。また、課題解決のために、それぞれが役割を分担し、協力して作業を進めます。このような学びを通して、子どもたちは知識や技能を習得するだけでなく、思考力、判断力、表現力、コミュニケーション能力など、これからの社会を生き抜くために必要な力を育みます。さらに、互いに協力し合うことで、仲間意識や責任感が芽生え、豊かな人間性を育むことも期待できます。