遅延

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快適なデジタルライフの鍵!レイテンシを理解しよう

- レイテンシって何?「レイテンシ」とは、情報を送ってからそれが相手に届くまでにかかる時間のことを指します。 例えば、オンラインゲームでボタンを押したのに、その動作が画面に反映されるまでに時間がかかってしまう、なんていう経験はありませんか? そのタイムラグこそがレイテンシです。レイテンシは、インターネットの道路状況のようなものだと考えると分かりやすいでしょう。 道路が空いていればスムーズに移動できますが、渋滞していると時間がかかってしまいますよね。インターネットも同じように、回線が混雑しているとデータの伝送速度が遅くなり、レイテンシが発生します。レイテンシの大きさは、様々な要素によって変化します。例えば、物理的な距離が遠ければ遠いほど、データが伝わるのに時間がかかるため、レイテンシは大きくなります。 また、データの送信量が多い場合や、経由するサーバーの数が多い場合なども、レイテンシが大きくなる要因となります。オンラインゲームやビデオ通話など、リアルタイム性が求められる場面では、レイテンシは非常に重要です。レイテンシが大きすぎると、操作の遅延や映像の途切れなどに繋がり、快適な体験を阻害してしまう可能性があります。
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ユーザー体験を向上させるLBOとは

- LBOの概要LBO(ローカルブレイクアウト)は、従来の集約型ネットワークの課題を解決する、新しいネットワーク通信のルーティング手法です。従来のネットワークでは、例えば、東京支社の社員がインターネット上のアメリカのサーバーにアクセスする場合、まず東京支社から本社のある大阪を経由し、そこからインターネットに接続するという経路をたどっていました。このように、全ての通信トラフィックが本社などの拠点に集中する集約型ネットワークでは、いくつかの問題が発生していました。例えば、物理的な距離が遠くなることで通信経路が長くなり、通信速度の低下や遅延が生じやすくなります。また、拠点のネットワークに負荷が集中することで、ネットワーク全体のパフォーマンスが低下する可能性もあります。そこで登場したのがLBOです。LBOでは、ユーザーに近いローカルなネットワークポイントにインターネットへの接続点を設けることで、これらの問題を解決します。先ほどの例では、東京支社にインターネット接続点を設置することで、東京支社の社員は本社を経由せず、直接インターネットにアクセスできるようになります。このように、LBOは通信経路を短縮することで、通信遅延を減らし、より快適なユーザー体験を実現します。また、拠点へのトラフィック集中を緩和することで、ネットワーク全体のパフォーマンス向上にも貢献します。