通信方式

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情報配信の主動権 – Push型とは?

- 情報を送り出す情報発信の手段は多岐に渡り、その方法によって情報の流れ方も変化します。その中でも「プッシュ型」と呼ばれる情報伝達方式は、送り出す側が主導権を握り、受け手に向けて一方的に情報を発信する方法です。プッシュ型は、情報を「押し出す」 という言葉がまさに言い得て妙で、受け手が情報を求めているかどうかに関わらず、発信側が必要と判断した情報を一方的に届ける点が特徴です。身近な例では、お店が顧客向けに配信するメールマガジンや、携帯電話に届く緊急地震速報などが挙げられます。これらの情報は、受け手が specifically に要求したものではなく、発信側が重要と判断した情報が届けられます。プッシュ型情報伝達のメリットは、情報を確実に届けられる点にあります。特に重要な情報や、最新情報をいち早く伝えたい場合に有効です。一方、受け手にとっては、興味関心の低い情報も届いてしまう可能性や、情報過多に陥るリスクも孕んでいます。このように、プッシュ型情報伝達は、その特性を理解した上で、適切な場面で活用することが重要と言えるでしょう。
プロトコル

W-CDMA:第三世代通信の立役者

- W-CDMAとは W-CDMAは、「Wideband Code Division Multiple Access」の略称で、第三世代携帯電話システム(3G)の中核を担う通信方式です。これは、日本のNTTドコモやスウェーデンのエリクソン社などが中心となって開発を進めた技術です。 W-CDMA以前の第二世代携帯電話システムと比べて、飛躍的に高速なデータ通信を実現したのが大きな特徴です。具体的には、従来の音声通話に加えて、動画視聴や音楽配信など、大量のデータを扱うサービスが利用できるようになりました。 この高速化は、W-CDMAが採用している「符号分割多元接続」という技術によって実現しました。これは、複数の利用者が異なる符号を用いて同時に通信を行うことで、限られた電波の帯域を有効活用する技術です。 W-CDMAの登場により、携帯電話は音声通話だけでなく、様々なデータ通信サービスを利用できる端末へと進化を遂げ、私たちの生活に欠かせないものとなりました。
プロトコル

情報伝達の仕組み:ユニキャストとは?

私たちが日々当たり前のように利用しているインターネット。ウェブサイトを見たり、メールを送ったり、動画を見たりと、実に様々な場面で利用されています。このような行動一つ一つで、実は膨大な量のデータがやり取りされています。では、これらのデータはどのようにして相手に届けられているのでしょうか? インターネット上でのデータのやり取りは、道路を車が行き交う様子に似ています。車が目的地までたどり着くには、道路の種類や標識に従って進む必要があります。データも同様に、発信元から受信先まで、ネットワークと呼ばれる情報の通り道を通ります。そして、データが迷子にならないよう、住所のような役割を果たすIPアドレスを使って、正確に届けられます。 データのやり取り方には、大きく分けて二つの方法があります。一つは、手紙のように、データを送りたい相手が決まっていて、その相手と直接データのやり取りを行う方法です。もう一つは、ラジオのように、不特定多数の相手に一度にデータを送信する方法です。 このように、インターネット上でのデータのやり取りは、いくつかの決まり事や仕組みによって成り立っています。これらの仕組みを知ることで、インターネットをより深く理解し、安全かつ快適に利用することができます。