アクセスチャージ:通信サービス料金の仕組み
- アクセスチャージとは私たちが普段何気なく利用しているインターネットや固定電話ですが、これらのサービスはどのようにして私たちのもとに届いているのでしょうか。実は、通信サービスを提供する会社は、自社だけで全ての設備を持っているわけではありません。インターネットや固定電話を支えるには、全国に張り巡らされた広大な通信ネットワークが必要不可欠です。この通信ネットワークの一部は、NTT東日本・西日本のような特定の会社が保有・運用しています。では、他の通信会社はどうやってこのネットワークを使っているのでしょうか。 他の通信会社は、ネットワークを保有する会社に対して、その利用料を支払っています。これが「アクセスチャージ」と呼ばれるものです。私たちが通信会社と契約してインターネットや固定電話を利用する際、その料金には、このアクセスチャージも含まれているのです。アクセスチャージは、通信サービスの提供コストに影響を与えるため、その料金設定は重要な問題となっています。利用者が公平な価格でサービスを受けられるよう、国はアクセスチャージの適正化に取り組んでいます。