論理的思考

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情報リテラシー

機器がなくても大丈夫!アンプラグドプログラミング教育とは

近年、子どもたちへのプログラミング教育が注目されていますが、従来のコンピュータを使った学習方法とは異なる、新しいアプローチが登場しています。それが「アンプラグドプログラミング教育」です。 アンプラグドプログラミング教育とは、その名の通り、パソコンやタブレットなどの電子機器を一切使用しません。では、どのようにしてプログラミングを学ぶのでしょうか? アンプラグドプログラミング教育では、カードやパズル、ブロックといった身近なものを使って、プログラミングに必要な思考力や問題解決能力を育んでいきます。例えば、友達に目的地まで移動してもらうように、順序立てて指示を出す遊びを通して、プログラミングの基本である「順次処理」を学ぶことができます。また、迷路を解くパズルを通して、条件に応じて行動を決める「条件分岐」の考え方を身につけることもできます。 このように、アンプラグドプログラミング教育は、電子機器を使わずとも、遊びを通して自然とプログラミング的思考を育むことができる画期的な学習方法と言えるでしょう。
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問題解決の鍵!:コンピューテーショナル・シンキングとは

- コンピューテーショナル・シンキングの起源近年、様々な分野で注目を集めている「コンピューテーショナル・シンキング」。問題解決のための強力なアプローチとして知られていますが、その歴史は意外と古く、1960年代にまで遡ります。コンピュータ科学が産声を上げた時代から存在していた考え方と言えるでしょう。当時のコンピュータは、性能も容量も限られていました。そんな中で、複雑な問題をコンピュータで解決するには、問題を効率的に処理できる形に分解し、 алгоритм(アルゴリズム)と呼ばれる手順に落とし込む必要がありました。コンピューテーショナル・シンキングは、まさにこのプロセスを実現するための思考法として生まれました。限られた資源の中で、コンピュータの能力を最大限に引き出すために、先駆者たちは試行錯誤を重ねました。そして、複雑な問題を単純な要素に分解し、パターンを見つけ出し、抽象化することで、コンピュータにも理解できる形に変換していったのです。コンピューテーショナル・シンキングは、コンピュータ科学の初期から、その発展を支える礎となってきました。そして、今日では、コンピュータ科学の枠を超え、様々な分野に広がりを見せています。