証明書

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セキュリティ

インターネットの信頼性を支えるRPKIとは?

- RPKIの概要インターネット上で情報をやり取りする際、私たちは住所のような役割を持つIPアドレスを使って通信相手を特定しています。しかし、従来の仕組みでは、このIPアドレスを誰がどのように使用しているのか、簡単に偽ることができてしまうという問題がありました。悪意のある第三者が他人のIPアドレスを不正に使用することで、情報を盗み見たり、改ざんしたりする可能性も考えられます。RPKI(リソース公開鍵基盤)は、このようなIPアドレスの不正利用を防ぎ、インターネットの安全性を高めるための技術です。これは、公開鍵暗号技術を用いて、IPアドレスと、そのアドレスを正当に使用できる組織を結びつけることで実現されます。RPKIでは、IPアドレスを管理する組織は、自組織の公開鍵と、その鍵で署名されたIPアドレスの利用許可情報を組み合わせた「証明書」を発行します。インターネット上で情報をやり取りする際に、この証明書を確認することで、通信相手のIPアドレスが本当に正しいものなのか、信頼できる機関によって発行されたものなのかを判断できるようになります。RPKIの導入により、IPアドレスのなりすましやハイジャックなどの攻撃を防ぎ、より安全で信頼性の高いインターネットを実現することができます。近年、インターネット上でのセキュリティの重要性が高まる中、RPKIはインターネットの基盤技術としてますます重要な役割を担っていくと考えられています。
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インターネットセキュリティの要!PKIとは?

インターネットは、私たちの日常生活に欠かせないものとなり、情報発信や買い物、銀行取引など、様々なサービスをオンラインで利用する機会が増えました。しかし、利便性が高まる一方で、セキュリティリスクも増大しているのが現実です。 インターネット上で安全に情報をやり取りするには、信頼できる仕組みが必要不可欠です。その仕組みの一つとして重要なのが、「公開鍵基盤」と呼ばれる技術です。 公開鍵基盤は、情報を暗号化するための「公開鍵」と、暗号を解読するための「秘密鍵」の2つの鍵を使用します。送信者は、受信者の公開鍵を使って情報を暗号化して送信します。受信者は、自分だけが持つ秘密鍵を使って、暗号化された情報を解読します。 公開鍵は誰でも閲覧できますが、秘密鍵は受信者だけが厳重に管理します。そのため、たとえ第三者が情報を盗み見ることができても、秘密鍵がないため、内容を解読することはできません。 このように、公開鍵基盤は、インターネット上で安全に情報をやり取りするための基盤となる技術です。インターネットの利用がますます進む中で、公開鍵基盤の重要性は今後さらに増していくでしょう。