
製造現場の要!M-BOMとは
- M-BOMとは
M-BOMとは、「マニュファクチャリング・ボム(Manufacturing-BOM)」を省略した言葉で、製造部品表のことを指します。
これは、製品を作るために必要な部品や組立品の関係を、階層構造で分かりやすくまとめた一覧表のことです。
例えば、自転車を例に考えてみましょう。
自転車を作るためには、車輪、フレーム、ハンドルなど、様々な部品が必要です。
M-BOMでは、自転車を頂点に、その下に車輪やフレームといった主要な部品を配置します。
さらに、車輪を構成するタイヤ、リム、スポークなども、それぞれ階層を分けて記載していきます。
このように、M-BOMは製品を構成する部品を、その関係性とともに全て網羅することで、製造現場で正確に部品を発注したり、組み立てたりする際に必要不可欠な情報源となります。
M-BOMは、製品の設計情報や部品の調達情報、製造工程の管理など、様々な場面で活用されます。
そのため、製造業にとって、M-BOMは製品の設計から製造、販売に至るまで、一貫した情報共有を可能にする重要な役割を担っていると言えるでしょう。