製造管理

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在庫管理

業務効率化のカギ!WIPとは?

- WIPってなに?WIPとは、Work in Processの頭文字をとった言葉で、日本語では「仕掛中」や「作業中」という意味です。製造業では、まだ完成品ではない、製造途中の製品や部品のことを指します。例えば、工場で自動車を組み立てている場合、車体やエンジンは完成していても、タイヤの取り付けや塗装が完了していなければ、それはWIPの状態です。一方、より広い意味では、プロジェクトの進捗状況やタスクの処理状況を表す際にも使われます。例えば、新しいシステム開発のプロジェクトにおいて、設計は完了したがプログラミングがまだ終わっていない場合、システム開発はWIPの状態と言えます。このように、WIPは様々な場面で使用される言葉ですが、いずれの場合も「まだ最終的な状態にはなっていないが、作業が進められている最中である」ことを示しています。
ITシステム

サプライチェーンマネジメントとは?

- サプライチェーンマネジメントの概要商品は、消費者の皆さんのもとに届くまで、いくつもの工程を経てきました。原材料の調達から始まり、工場での製造、製品の一時保管、そしてお店への配送、そして販売といった具合です。このような、商品が消費者に届くまでの一連の流れを「サプライチェーン」と呼びます。 サプライチェーンマネジメントとは、このサプライチェーン全体を円滑かつ効率的に管理する経営手法のことを指します。 原材料の調達から製造、在庫管理、輸送、販売に至るまで、各段階における時間やコスト、品質などを最適化することで、企業は無駄をなくし、より多くの利益を生み出すことを目指します。 つまり、消費者に商品を届けるまでの時間短縮、コスト削減、品質向上といった目標を達成することで、企業の競争力を高めることが、サプライチェーンマネジメントの大きな目的と言えるでしょう。 近年では、地球環境への配慮や、企業活動の透明性が求められるようになり、サプライチェーン全体で環境負荷を低減したり、人権に配慮した倫理的な調達を行うといった取り組みも重要性を増しています。このように、サプライチェーンマネジメントは、単なる効率化にとどまらず、企業の社会的責任を果たす上でも欠かせない要素となっています。