システムの安定稼働に不可欠な「可用性」とは?
- 「使える状態」を保つこと
「可用性」とは、コンピュータシステムやソフトウェア、インターネット上のサービスなどが、利用者が使いたい時にきちんと使える状態であることを示す言葉です。
システムは常に動き続けてくれるのが理想ですが、実際には機械の調整や、予想外の故障が起こる可能性があり、その間はサービスが使えなくなってしまうことがあります。
可用性は、このようなサービスの停止時間を極力減らし、システムをできるだけ長く動かせる状態にしておくことを目指す考え方です。
例えば、オンラインショップであれば、いつでも利用者が商品を購入できる状態であることが重要です。システムの不具合でサービスが停止してしまうと、売上の損失に繋がりかねません。また、銀行のオンラインバンキングサービスであれば、預金の確認や振込などがいつでも行える状態であることが求められます。
このように、可用性はシステムやサービスの信頼性、ひいては企業の信頼性にも関わる重要な要素と言えます。