
未来を担う科学者育成: スーパーサイエンスハイスクール
現代社会は、科学技術が目覚ましい進歩を遂げています。このような時代において、国際社会で指導的な役割を果たしていくためには、科学技術に精通した人材を育てることが、我が国の将来にとって極めて重要です。
このような背景のもと、文部科学省は、世界で活躍できる科学技術関係人材を育成するため、平成14年度からスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業に着手しました。この事業は、高等学校のうち、理数系教育に重点を置いた特色ある教育課程を編成し、先進的な理数教育を実施する学校を指定し、生徒の科学技術への興味関心を高め、国際的な視野と高い倫理観を持った、将来、科学技術の分野で活躍できる人材を育成することを目指しています。
SSHに指定された学校では、通常の授業に加えて、大学や研究機関と連携した高度な実験や実習、課題研究などが行われています。また、海外の高校生との交流や、国際的な科学技術コンテストへの参加など、国際的な活動も積極的に行われています。これらの活動を通して、生徒たちは、科学技術の面白さや奥深さを体験し、将来、科学技術の分野で国際的に活躍したいという夢や目標を持つようになります。