
プロジェクト管理の強い味方!「矢羽根」とは?
- 矢羽根の基本
プロジェクトを進める上で、計画は欠かせません。そして、その計画を関係者全員が理解し、共有することも同様に重要です。複雑なプロジェクトになると、口頭や文章だけで説明するだけでは、全体の進捗状況や各作業のつながりが分かりづらくなってしまうことがあります。そこで役に立つのが「矢羽根」です。
矢羽根とは、その名の通り、矢に取り付けられた羽根のように、右側だけに矢印のついた横棒で表現される図解方法です。このシンプルな形状が、プロジェクトのスケジュールや作業の順番を視覚的に分かりやすく示してくれるため、関係者間で認識を合わせやすくなるというメリットがあります。
矢羽根は、主に横軸を時間軸として、プロジェクトの開始から終了までの期間を表します。その上に、各作業を横棒で配置し、矢印の向きによって作業の開始と終了を示します。矢羽根の長さは、作業期間の長さに対応しており、一目で作業期間の長短を把握することができます。
また、矢羽根は単独で用いられるだけでなく、他の図解方法と組み合わせて使用されることもあります。例えば、作業の担当者を明記したり、作業間の依存関係を線で結んだりすることで、より詳細な情報を含めることができます。
このように、矢羽根は、シンプルな形状ながらも、プロジェクトの全体像や各作業の関連性を分かりやすく表現できるため、プロジェクト管理において非常に役立つツールと言えるでしょう。