映像

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ハードウェア

HDMIってなに? ~接続の基礎知識~

- HDMIとはHDMIは「High-Definition Multimedia Interface」の略称で、日本語では「高精細度マルチメディアインターフェース」と言います。テレビやビデオデッキ、パソコン、ディスプレイといった様々なデジタル機器同士を繋いで、高画質・高音質のデジタルデータを送受信するための規格です。従来のアナログ接続では、映像と音声の信号を送るのに別々のケーブルが必要でした。しかしHDMIは、1本のケーブルで映像と音声の両方の信号をデジタルで伝送できるため、配線が格段にシンプルになりました。しかもデジタル伝送なので、信号の劣化が少なく、美しい映像とクリアな音声をそのまま楽しむことができます。HDMIは、パソコンとディスプレイを接続する場合にも広く利用されています。従来のアナログ接続と比べて、高解像度・高フレームレート・広色域表示が可能となり、よりリアルで滑らかな映像表現を実現できます。また、著作権保護機能も備わっているため、デジタルコンテンツを安全にやり取りすることも可能です。このようにHDMIは、デジタル時代に対応した、利便性と高品質を兼ね備えたインターフェースとして、様々なデジタル機器で採用されています。
IT

動画時代の立役者:MPEGとその進化

- 動画圧縮の要MPEGとは 「MPEG」という言葉を聞いたことがありますか?これは、Moving Picture Experts Group(動画専門家グループ)の略称で、高画質の動画を小さく圧縮して、インターネットなどを通じて届けるための規格を作る国際的な組織のことです。そして、MPEGが作った規格自体も「MPEG」と呼ばれています。 MPEGが開発した技術のおかげで、私たちはパソコンやスマートフォンで、場所を問わずに動画を楽しむことができるようになりました。もしもMPEGの技術がなかったら、動画ファイルは非常に大きくなってしまい、インターネットで送受信したり、パソコンに保存したりすることがとても難しかったでしょう。 MPEGの規格は、DVDやブルーレイディスク、地上デジタル放送など、私たちの身の回りにある様々な動画サービスに採用されています。例えば、皆さんが普段何気なく見ているYouTubeの動画も、MPEGの技術が使われているからこそ、スムーズに再生できるのです。 このように、MPEGは、現代のデジタル社会において、動画を支える無くてはならない重要な技術と言えるでしょう。