
主体的な学びを促進するプロジェクトベースドラーニング
- プロジェクトベースドラーニングとは
従来の授業では、先生が一方的に知識を教え、生徒はそれを覚えるという受動的な学習が中心でした。しかし、社会に出ると、自ら問題を発見し、解決策を考えて行動する力が求められます。
そこで注目されているのが、プロジェクトベースドラーニングです。これは、生徒たちが現実世界の問題や課題に取り組み、グループで協力しながら解決策を見出す学習方法です。
プロジェクトベースドラーニングでは、生徒はまるで実際のプロジェクトに携わるプロフェッショナルのように、情報収集、計画立案、実行、評価といったプロセスを経験します。例えば、地域社会の課題解決をテーマにするなら、生徒たちはまず地域に出て行き、住民への聞き取り調査や文献調査などを通して課題を見つけ出します。そして、その課題に対する解決策をグループで話し合い、計画を立て、実際に実行していきます。
このように、プロジェクトベースドラーニングでは、生徒たちは受動的に知識を詰め込むのではなく、自ら学び、考え、行動する主体的な学習者となります。そして、その過程を通して、問題解決能力や協調性、コミュニケーション能力など、社会で必要とされるスキルを身につけていくことができるのです。