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CMOS:あらゆる機器に搭載される半導体技術

- CMOSとはCMOSは、「Complementary Metal Oxide Semiconductor」の略称で、日本語では「相補型金属酸化膜半導体」と訳されます。 CMOSは、スマートフォンやパソコン、デジタル家電など、私たちの身の回りにある電子機器に搭載されているLSI(大規模集積回路)を実現する上で欠かせない技術です。 CMOSは、P型とN型のMOSトランジスタを組み合わせることで、電流の流れを制御する技術です。P型MOSトランジスタは、電圧を加えると電流が流れにくくなり、N型MOSトランジスタは電圧を加えると電流が流れやすくなるという特性を持っています。CMOSでは、この2種類のトランジスタを組み合わせることで、電圧のオン/オフを効率的に切り替えることができます。 従来の技術と比べて、CMOSは消費電力が非常に少ないというメリットがあります。そのため、CMOSは、バッテリーで駆動するスマートフォンやノートパソコンなどのモバイル機器に最適な技術と言えるでしょう。 また、CMOSは集積度を高めることが容易であるため、より小型で高性能な電子機器を実現することができます。 このように、CMOSは現代の電子機器に欠かせない重要な技術となっています。今後も、CMOS技術の進化によって、より高性能で省電力な電子機器が登場することが期待されています。