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懐かしの dialup 接続を振り返る

- 電話回線でインターネットに接続するとは?「ダイヤルアップ接続」とは、その名の通り電話回線を通じてインターネットに接続する方法です。 インターネットが広く普及し始めた頃、多くの人がこの方法でウェブサイトを閲覧したり、電子メールを送受信したりしていました。現代の高速インターネット環境からは想像しにくいかもしれませんが、ダイヤルアップ接続では、まずパソコンに「モデム」と呼ばれる機器を接続する必要がありました。 モデムは、デジタルデータとアナログ信号を変換する装置で、これによって電話回線を介してインターネットに接続することが可能になりました。接続を開始するときには、まるで電話をかけるように、モデムから「ピーヒョロロロ」という独特の接続音が鳴り響きました。 この音は、モデム同士が互いに通信速度や接続方式を調整している音で、当時の人々にとってはインターネットに接続する際の象徴的な音でした。 ダイヤルアップ接続は、現代の光回線や高速モバイル通信と比べると、通信速度が非常に遅く、画像が多いウェブサイトの閲覧や大容量ファイルの送受信には大変時間がかかっていました。 また、インターネットを利用中は電話回線を占有してしまうため、家族で電話とインターネットを同時に利用することはできませんでした。現在では、より高速で安定した接続方法が普及したため、ダイヤルアップ接続はほとんど利用されなくなりました。 しかし、インターネットの黎明期を支えた重要な技術として、その名を残しています。
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インターネットの入口、ISPって?

私たちが日々当たり前のように利用しているインターネット。その陰には、インターネットサービスプロバイダー(ISP)と呼ばれる事業者の存在があります。ISPは、私たちがインターネットの世界にアクセスするための、言わば玄関口のような役割を担っています。 インターネットに接続するためには、このISPと契約する必要があります。ISPと契約することで、インターネットを利用するための回線を借りることができるのです。私たちがパソコンやスマートフォンを使ってウェブサイトを閲覧したり、電子メールを送受信したり、動画を視聴したりできるのは、ISPが提供するこの回線を通じて、世界中に張り巡らされたネットワークと繋がっているおかげなのです。 ISPには、回線の種類や速度、料金プランなど、様々な選択肢があります。例えば、光ファイバーを使った高速な回線や、ADSLと呼ばれる比較的安価な回線など、利用者のニーズや環境に合わせて選ぶことができます。また、ISPによっては、インターネット接続サービスだけでなく、セキュリティ対策ソフトの提供や、ウェブサイト制作のサポートなど、付加価値のあるサービスを提供しているところもあります。 このように、ISPは私たちがインターネットを利用する上で欠かせない存在と言えるでしょう。