情報漏えい対策

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セキュリティ

企業の情報資産を守る!DLPとは?

- DLPの概要DLPとは、データ損失防止またはデータ漏えい防止を意味する言葉で、企業にとって重要な情報資産が社外に流れ出すのを防ぐための対策を指します。昨今、企業活動においては、顧客情報や社外秘資料など、取り扱う情報量が増加の一途を辿っています。それと同時に、情報漏えいの危険性も高まっており、企業は安全対策の強化を求められています。DLPは、このような状況下で注目されている対策の一つです。 DLPは、具体的には、機密情報を含むデータの送受信を監視し、ルールに違反する行為を検知した場合に、その動作をブロックしたり、管理者に警告を発したりする仕組みです。例えば、社員が顧客情報を含むファイルをメールで外部に送信しようとした場合、DLPシステムがそれを検知し、送信を自動的に遮断することができます。 DLPは、情報漏えいによる企業の損害を最小限に抑えるために非常に有効な対策です。情報漏えいは、金銭的な損失だけでなく、企業の信頼失墜にも繋がりかねません。そのため、企業はDLPをはじめとするセキュリティ対策に積極的に取り組む必要があります。
セキュリティ

モバイルアプリ管理:MAMで実現するセキュアなテレワーク

- MAMとは近年、スマートフォンやタブレットといった携帯端末が広く普及し、業務で活用するケースも増加しています。それに伴い、業務で利用するアプリケーションを効率的に管理し、情報漏えいなどのセキュリティリスクを低減することが企業にとって重要な課題となっています。このような状況に対応するために登場したのがMAMです。MAMは、「モバイル・アプリケーション・マネジメント」の略称で、企業が所有または従業員が業務で利用する携帯端末上のアプリケーションを統合的に管理するシステムです。従来、携帯端末の管理といえば、MDM(モバイル・デバイス・マネジメント)と呼ばれる、端末そのものを管理する方法が主流でした。しかし、MDMは端末全体の管理を行うため、従業員のプライバシーを侵害する可能性や、管理が複雑になるといった課題がありました。一方、MAMはアプリケーションに焦点を当てて管理を行うため、従業員のプライバシーを守りながら、業務に必要なアプリケーションのみを安全に利用できるようにすることができます。具体的には、アプリケーションの配布や更新、利用制限、データの消去などを遠隔操作で行うことができます。MAMを導入することで、企業は以下のようなメリットを享受できます。* 業務アプリケーションの効率的な管理* セキュリティリスクの軽減* 従業員のプライバシー保護* IT管理者の業務負担軽減このように、MAMは企業のモバイルセキュリティ対策、業務効率化に大きく貢献するシステムと言えるでしょう。
セキュリティ

安全なインターネット利用のために:URLフィルタリングとは

- インターネット上の門番、URLフィルタリングとは?インターネットは、世界中の情報に触れられる便利な反面、危険と隣り合わせでもあります。そこで活躍するのがURLフィルタリングです。URLフィルタリングは、インターネット利用者が安全にウェブサイトを閲覧できるように、アクセスを制御する技術です。URLフィルタリングは、ウェブサイトへのアクセスを常に監視し、事前に設定されたルールに基づいて、アクセスを許可するか遮断するかを判断します。アクセスしようとするウェブサイトが、予め危険と判断されたカテゴリに分類されている場合、フィルタリング機能が働き、アクセスを遮断します。例えば、アダルトコンテンツを含むウェブサイトや、暴力的な表現を含むウェブサイト、違法な情報が掲載されているウェブサイトなどへのアクセスを制限することができます。また、特定のキーワードを含むウェブサイトへのアクセスを制限することも可能です。URLフィルタリングは、主に企業や学校、公共の場などで導入されています。従業員や生徒、利用者を有害な情報から守り、安全なインターネット利用環境を提供する目的で活用されています。また、近年では家庭での利用も増えています。インターネットは、今や私たちの生活に欠かせないものとなっています。URLフィルタリングは、インターネットの危険から私たちを守り、より安全で安心できるインターネット利用を実現するための重要な技術と言えるでしょう。