情報漏えい

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ハードウェア

ネットワーク上のファイルサーバー、NASとは?

- NASの概要NASは、ネットワークに接続されたハードディスク装置です。従来のパソコンに直接接続するハードディスクとは異なり、家庭やオフィスなどのネットワークに接続することで、複数の機器から同時にデータにアクセスすることを可能にします。NASは、ファイルサーバーとしての役割を担い、パソコンやスマートフォン、タブレットなど、様々な機器からファイルを保存したり、共有したりすることができます。 例えば、家族写真や動画をNASに保存しておけば、家族全員が自分のパソコンやスマートフォンからアクセスして閲覧したり、共有したりすることが可能になります。NASは、複数のハードディスクを搭載できるモデルも多く、データを複数のディスクに分散して保存するRAID機能を搭載している製品もあります。 RAID機能を利用することで、万が一、ハードディスクが故障した場合でも、データの損失を防ぐことが可能になります。NASは、データの保存や共有だけでなく、データの自動バックアップや、外出先からのリモートアクセスなど、様々な機能を搭載している製品も販売されています。 これらの機能を利用することで、より安全かつ快適にデータ管理を行うことが可能になります。NASは、従来のハードディスクと比較して高価な傾向がありますが、複数の機器でデータを共有したい場合や、データの安全性を高めたい場合などに有効な選択肢です。
セキュリティ

ゼロトラスト: 信頼から検証へ、進化するセキュリティ

かつて、企業の情報を守るための対策は、社内ネットワークと外部ネットワークの境界線を明確に区切り、外部からの攻撃を防ぐことに重点が置かれていました。会社の外からやってくる脅威だけを警戒していればよかったのです。しかし、クラウドサービスの普及や、場所にとらわれない働き方の広がりによって、この境界線は曖昧になってきています。 今では、企業の機密情報や顧客情報は、社内のサーバーだけでなく、クラウド上のサービスにも保存されることが多くなりました。そのため、従来のように境界線だけを守っていても、すべての情報を守りきることは難しくなっています。 境界線が曖昧になったことで、セキュリティ対策は新たな課題に直面しています。社外からアクセスされることを前提に、クラウド上のデータを守る対策や、従業員一人ひとりがセキュリティ意識を高めるための教育など、従来とは異なるアプローチが必要になっています。情報へのアクセス手段が多様化した現代において、企業は、変化する状況に合わせて、より多層的で柔軟なセキュリティ対策を講じていく必要に迫られています。
セキュリティ

企業を守る!セキュアな環境構築のススメ

「セキュア」という言葉は、もともと英語の"Secure"から来ており、日本語では「安全な」「安心な」「危険のない」といった意味で使われます。特に、情報通信技術、つまりICTの世界で頻繁に耳にする言葉と言えるでしょう。 では、ICTの分野における「セキュア」とは、具体的にどのような状態を指すのでしょうか?それは、ウイルス対策ソフトやデータの暗号化機能などを導入することで、情報漏えいやサイバー攻撃といった脅威から、重要な情報やシステムを守り、安全性を確保した状態を意味します。 例えば、企業が顧客の個人情報を取り扱う場合、その情報を「セキュア」な状態に保つことは非常に重要です。もし、情報漏えいが発生すれば、顧客からの信頼を失墜させるだけでなく、企業の存続をも脅かす事態になりかねません。そのため、企業はファイアウォールや侵入検知システムなどのセキュリティ対策を講じるだけでなく、従業員へのセキュリティ教育を徹底するなどして、あらゆる角度から情報資産を守り、「セキュア」な環境を構築することが求められます。
IT

進化するモビリティ:利便性とリスク管理

「モビリティ」は、人や物がどれだけ自由に移動できるのかを表す言葉です。 情報通信技術の分野では、ノートパソコン、スマートフォン、タブレットなど、持ち運んで使える機器を外出先でも快適に利用できる状態を指します。 例えば、外出先で会社の資料を確認したり、カフェで仕事をしたり、移動中に友人とメッセージのやり取りをしたりなど、従来の机に向かってパソコンを操作するスタイルから大きく変化しました。 このように場所にとらわれずに仕事や人との交流、情報の入手ができるようになるため、「モビリティ」は現代社会において欠かせない要素となっています。
IT

事業の要!IT資産管理の基礎

- IT資産管理とは現代の企業活動において、情報技術(IT)は必要不可欠な要素となっています。それに伴い、企業が保有するパソコン、サーバー、ソフトウェアといったIT関連の資産、すなわち「IT資産」も増加の一途をたどっています。 IT資産管理とは、これらのIT資産を適切に管理することを指します。 具体的には、IT資産の購入から廃棄に至るまで、ライフサイクル全体を管理します。IT資産が増加すると、それに比例して管理コストも増加します。また、適切な管理がなされていない場合、セキュリティリスクの増大や、ライセンス違反による法的リスク、さらには無駄なコスト発生の可能性も高まります。 このような事態を避けるため、IT資産管理は非常に重要です。 効果的なIT資産管理を実施することで、以下の様なメリットが期待できます。* -コスト削減- 不要なIT資産の購入やライセンスの重複を防ぎ、コストを削減できます。* -セキュリティリスクの軽減- セキュリティ対策を適切に実施することで、情報漏えいやウイルス感染などのリスクを軽減できます。* -業務効率化- IT資産の状況を把握し、適切に管理することで、業務効率化を図ることができます。* -コンプライアンス遵守- 法令や社内規則に準拠したIT資産管理を行うことで、コンプライアンスリスクを低減できます。IT資産管理は、企業の規模や業種に関わらず、重要な経営課題と言えるでしょう。