プログラムの挙動を操る: パラメータ入門
プログラムを作る際には、特定の作業をまとめて行うために関数を定義することがよくあります。この関数を、料理のレシピに例えてみましょう。レシピ通りに料理を作れば、毎回同じ味の料理が出来上がります。しかし、今日は少し甘辛い味付けにしたい、明日は薄味にしたいというように、日によって味付けを変えたい場合はどうすればよいでしょうか?そのような時に役立つのが「パラメータ」です。
パラメータは、関数に情報を渡すための仕組みであり、味付けの変更指示のような役割を果たします。例えば、砂糖の量をパラメータとして関数に渡すことで、甘さを調整することができます。砂糖の量が多ければ甘い味付けに、少なければ甘さ控えめな味付けになります。このように、パラメータを使うことで、関数の動作を柔軟に変えることができます。
関数は、材料となるデータを受け取り、処理を行い、結果を返すという流れで動作します。この時、材料となるデータがパラメータとして関数に渡されます。パラメータは関数にとって、より具体的な処理内容を決定するための重要な情報源と言えるでしょう。