学習方法

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その他

主体的な学びを促進するプロジェクトベースドラーニング

- プロジェクトベースドラーニングとは 従来の授業では、先生が一方的に知識を教え、生徒はそれを覚えるという受動的な学習が中心でした。しかし、社会に出ると、自ら問題を発見し、解決策を考えて行動する力が求められます。 そこで注目されているのが、プロジェクトベースドラーニングです。これは、生徒たちが現実世界の問題や課題に取り組み、グループで協力しながら解決策を見出す学習方法です。 プロジェクトベースドラーニングでは、生徒はまるで実際のプロジェクトに携わるプロフェッショナルのように、情報収集、計画立案、実行、評価といったプロセスを経験します。例えば、地域社会の課題解決をテーマにするなら、生徒たちはまず地域に出て行き、住民への聞き取り調査や文献調査などを通して課題を見つけ出します。そして、その課題に対する解決策をグループで話し合い、計画を立て、実際に実行していきます。 このように、プロジェクトベースドラーニングでは、生徒たちは受動的に知識を詰め込むのではなく、自ら学び、考え、行動する主体的な学習者となります。そして、その過程を通して、問題解決能力や協調性、コミュニケーション能力など、社会で必要とされるスキルを身につけていくことができるのです。
情報リテラシー

学びを進化させる「反転学習」

- 反転学習とは従来の授業では、先生から新しいことを教わってから、家で復習をするというのが一般的でした。これを「授業→宿題」型と呼ぶことにしましょう。反転学習とは、この「授業→宿題」型を逆転させた、新しい学習方法です。つまり、「宿題→授業」型にすることを言います。反転学習では、生徒たちは授業の前に、ビデオ教材を見たり、教科書を読んだりして、事前に学習内容を予習します。そして、授業時間には、予習してきた内容を踏まえて、演習問題に取り組んだり、グループで議論を深めたりします。先生は、生徒一人ひとりの理解度に合わせて、個別に指導したり、議論を促進したりします。反転学習には、多くのメリットがあります。まず、生徒たちは、自分のペースで学習を進めることができるため、理解を深めやすくなります。また、授業時間は、知識の習得ではなく、その知識を応用することに重点が置かれるため、より実践的な学習が可能になります。さらに、生徒たちは、授業中に積極的に発言したり、他の生徒と協力したりする機会が増えるため、主体性や協調性を育むことにもつながります。反転学習は、従来の授業スタイルに比べて、生徒たちの学習意欲を高め、深い学びを実現するための有効な手段として、注目されています。