契約

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IT

ビジネスの要! SLAで安定運用

- SLAとは何か SLAとは、「サービスレベルアグリーメント」の略称で、サービスを提供する側と利用する側の間で結ばれる、サービスの品質に関する合意書のことです。 サービスを提供する側が、利用者に対してどの程度の品質でサービスを提供するのかを約束し、それを文書にしたものがSLAです。 具体的には、サービスがどのくらいの時間稼働しているかを示す「稼働率」や、利用者の要求に対してどのくらいの速さで応答するかを示す「応答時間」、そしてどのくらいの量のデータを処理できるかを示す「処理能力」といった項目について、どのレベルを保証するのかが具体的に数値で定義されます。 例えば、Webサイトを運営するサービスであれば、「1ヶ月のうち、99.9%以上の時間稼働させる」といったように、具体的な数値目標を定め、SLAに明記します。 SLAを締結することによって、利用者側はサービスの品質を事前に把握し、安心して利用することができます。また、万が一、サービスの品質がSLAで定めた水準を満たさなかった場合でも、その責任の所在が明確になるため、トラブル解決をスムーズに行うことが可能になります。 このように、SLAは、サービスの安定稼働や品質の維持、トラブル発生時の責任範囲を明確にする上で、非常に重要な役割を担います。
セキュリティ

企業秘密を守る!NDAの基礎知識

- 秘密を守るための約束NDAとはNDAとは、「秘密保持契約」とも呼ばれ、企業が大切にしている情報が外部に漏れるのを防ぐための契約です。企業同士が取引や共同研究を行う際など、業務上、相手に情報を伝える必要が生じることがあります。このような場合、伝えられた情報が、本来の目的以外に使われたり、第三者に漏れてしまったりするリスクがあります。NDAは、このような事態を防ぐために締結されます。NDAで保護の対象となる情報は、企業にとって重要な技術情報や顧客情報、販売戦略など様々です。これらの情報は、企業の競争力を維持するために非常に重要であり、漏洩した場合、大きな損失を被る可能性があります。そのため、NDAは、企業の大切な財産を守る上で、非常に重要な役割を担っています。例えば、新しい製品の開発を委託する場合、NDAを締結することで、開発に関わる技術情報や設計図などが外部に漏れるのを防ぐことができます。また、共同で販売促進活動を行う際にも、顧客情報や販売戦略などの機密情報が、競合他社に漏れるのを防ぐことができます。このように、NDAは、企業が安心して取引や事業提携を行うために、欠かせないものとなっています。