
SAPの壁を越えて:Clientcomponentとは
- Clientcomponentとは何か
Clientcomponentは、簡単に言うと「SAPシステムの外で動く部品」のことです。
近年、企業の業務システムは複雑化が進んでおり、SAPシステムだけで全ての業務を完結させることは難しくなってきています。
そのため、社内にある他のシステムや、外部のクラウドサービスなど、SAPシステム以外のシステムと連携して使うケースが増えています。
Clientcomponentは、このような連携を実現する上で重要な役割を担っています。
例えば、スマートフォンアプリで顧客にサービスを提供する場合などを考えてみましょう。
顧客が入力した情報をアプリからSAPシステムに送り、処理結果をアプリに返す、といった連携が必要になります。
このような場合に、スマートフォンアプリの側で動く部品がClientcomponentに該当します。
Clientcomponentを使うことで、SAPシステムの機能を拡張し、より柔軟で使いやすいシステムを構築することが可能になります。