処理

記事数:(2)

開発

プログラムを部品化する:関数の役割

コンピュータに指示を出すための命令書、それがプログラムです。この命令書は、複雑な作業をこなそうとすると、何百行、何千行と膨大な量になってしまいます。そうなると、まるで迷路に迷い込んだように、全体像を把握するのが難しくなってしまいます。 このような問題を解決するために、プログラムを整理整頓する方法があります。それが「関数」です。関数は、プログラムを機能ごとに分割し、それぞれに分かりやすい名前を付けたものです。例えば、「利用者の年齢を確認する」「商品の値段を計算する」といった具合です。 関数を活用すると、プログラムはまるで整理された道具箱のようになります。それぞれの道具には「年齢確認」「価格計算」といったラベルが貼られており、必要な時にすぐに取り出して使うことができます。 このように、特定の処理を関数として定義することで、プログラム全体の見通しが良くなり、開発効率が向上します。また、プログラムの一部を変更する場合でも、関数が利用されている箇所を修正するだけで済むため、修正作業が容易になるという利点もあります。
ITシステム

マルチタスク: コンピュータの同時処理の仕組み

- マルチタスクとは マルチタスクは、コンピューターがまるで人間のように複数の仕事を同時にこなしていく処理方法のことです。私たちが音楽を聴きながらメールを確認したり、インターネットで情報を検索したりするように、コンピューターも複数のプログラムを同時に動かすことで、効率的に作業を進めることができます。 例えば、文章を作成しながらインターネットで情報を検索し、さらにメールの送受信を行うといった作業を、コンピューターはマルチタスクによって同時進行できます。一つの作業が終わるまで待つ必要がないため、作業時間の短縮に繋がり、私たちの生活をより豊かに、便利なものにしてくれます。 マルチタスクは、現代のコンピューターにとって欠かせない機能の一つと言えます。スマートフォンやパソコンなど、普段私たちが何気なく使用している多くの機器で、このマルチタスクが活躍しています。