個人情報

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セキュリティ

巧妙な罠にご用心!フィッシング詐欺の手口と対策

- フィッシングとはフィッシングは、インターネット上で個人情報を盗み取ろうとする犯罪の手口の一つです。銀行や通販サイト、または政府機関など、信頼できる機関になりすまして、本物と見分けがつかないような偽のメールやメッセージを送信します。これらの偽メールは、緊急性を装ったり、お得な情報を装ったりして、巧みに受信者を騙そうとします。例えば、「アカウント情報を確認してください」「セキュリティ強化のためパスワードを変更してください」「お得なキャンペーン情報はこちら」といった内容で、だまされやすいように巧妙に作られています。メールに記載されたリンクをクリックすると、本物そっくりの偽のウェブサイトに誘導されます。そして、そのウェブサイトでパスワードやクレジットカード情報などの個人情報を入力させて盗み取ろうとします。フィッシングの被害に遭わないためには、不審なメールやメッセージ内のリンクは絶対にクリックしないようにしましょう。また、個人情報を要求するメールが来た場合は、送信元の機関に直接確認することが重要です。日頃からセキュリティソフトを導入し、パソコンやスマートフォンのOSを最新の状態に保つことも有効な対策です。
セキュリティ

GDPRとは?わかりやすく解説

- GDPRの概要GDPRは「General Data Protection Regulation」の略称で、日本語では「一般データ保護規則」と訳されます。これは、2018年5月に施行された、ヨーロッパ連合(EU)における個人データやプライバシー保護に関する法律です。GDPRは、従来のデータ保護指令を全面的に見直し、インターネットの普及などを背景に、個人データの保護範囲を拡大した包括的な法律として制定されました。 GDPRは、EU域内の住民の個人情報を扱うすべての企業や組織に対して適用されます。これは、EU域内に拠点を置くかどうかに関わらず、EU域内の住民の個人情報を扱う企業はすべてGDPRの対象となることを意味します。 GDPRでは、個人データの取得・利用・保管・削除など、あらゆる段階において厳格なルールが定められています。例えば、企業は個人情報を取得する際に、その利用目的を明確に示し、本人の同意を得る必要があります。また、個人データの利用は、当初の目的の範囲内に限定され、目的外の利用は原則として禁止されています。さらに、GDPRは、個人情報の漏えいなどの事態が発生した場合の報告義務や、多額の罰金を含む強力な執行力も備えています。 GDPRは、個人情報の保護において世界で最も厳しい法律の一つとされており、日本を含む世界の多くの国々に影響を与えています。日本でも、2020年6月に個人情報保護法が改正され、GDPRの考え方が一部導入されました。
情報リテラシー

情報モラル: ネット社会を安全に過ごすために

情報通信技術の目覚ましい進歩により、私たちの社会はかつてないほど情報化が進んでいます。インターネットやスマートフォンを通じて、世界中の情報に瞬時にアクセスできるようになった一方で、新たな倫理的な課題も浮上しています。 情報化社会においては、誰でもが情報を発信し、それが広範囲に拡散する可能性があります。そのため、発信する情報の内容や発信方法について、責任ある行動をとることがこれまで以上に重要になっています。 例えば、インターネット上で誹謗中傷やプライバシーの侵害などが起こると、その影響は大きく、取り返しがつきません。また、真偽不明な情報が拡散されることで、社会に混乱が生じる可能性もあります。 情報化社会で倫理的に行動するためには、情報源の信頼性を確認すること、他人の権利を尊重すること、責任ある情報発信を心がけることなどが求められます。情報通信技術の利便性を享受しながら、健全な情報社会を築き上げていくためには、一人ひとりが情報モラルと倫理観を高めていくことが重要です。
ITシステム

アドレス帳を使いこなそう

- アドレス帳とはアドレス帳とは、電子メールソフトや携帯電話などに標準搭載されている機能で、日頃やり取りする相手の連絡先を一括して管理できる便利なツールです。かつては紙の手帳に手書きで記録していた名前や住所、電話番号、そして近年普及した電子メールアドレスなどを、デジタルデータとして整理・保存しておくことができます。紙媒体のアドレス帳と比較して、デジタルのアドレス帳は利便性が飛躍的に向上しています。例えば、登録した情報の中から特定の人物を探す際、名前の一部を入力するだけで瞬時に候補を表示する検索機能は、膨大な数の連絡先を管理する場合に非常に役立ちます。また、転居や電話番号変更などの際に、該当する情報を書き直すのではなく、簡単に編集できる点も大きなメリットと言えるでしょう。さらに、誤って登録した情報や不要になった情報は削除することも可能です。デジタルアドレス帳は、単なる連絡先リストとしての機能だけでなく、様々な場面で活用することができます。例えば、電子メールを送信する際に、宛先欄に相手の名前を入力すると自動的にアドレスが表示される機能や、誕生日を登録しておくことで自動的に通知してくれる機能など、多くの便利な機能が搭載されています。このように、アドレス帳は現代社会におけるコミュニケーションを円滑にする上で欠かせないツールの一つと言えるでしょう。
セキュリティ

危険なスパイウェアから身を守るには?

「スパイウェア」とは、ユーザーが知らない間にコンピューターに侵入し、個人情報や利用履歴などを盗み出す悪質なプログラムの総称です。その名の通り、まるでスパイのようにひそかに活動し、情報を外部に送信します。 スパイウェアは、主に以下のような情報を盗み出す目的で使われます。 * クレジットカード番号や銀行口座情報などの金融情報 * パスワードやログイン情報 * ウェブサイトの閲覧履歴 * 入力した文字列 これらの情報は、犯罪に悪用される可能性があります。例えば、盗み出した金融情報を使って不正な買い物をしたり、個人情報を使ってなりすまし被害を引き起こしたりする可能性があります。 スパイウェアは、悪意のあるウェブサイトへのアクセスや、添付ファイル付きのメールを開くことなどによって、コンピューターに侵入することがあります。また、無料のソフトウェアやファイル共有ソフトなどに、スパイウェアが組み込まれている場合もあります。 スパイウェアから身を守るためには、セキュリティソフトを導入し、常に最新の状態に保つことが重要です。また、怪しいウェブサイトへのアクセスや、身に覚えのないメールの添付ファイルを開くことは避けましょう。 日頃からセキュリティ対策を心がけ、スパイウェアから大切な情報を守りましょう。
セキュリティ

アナログな脅威、ショルダーハッキングにご用心!

現代社会において、個人情報は大変重要なものとなりました。一人ひとりの名前や住所、口座情報などは、時に巨額の利益を生み出す可能性を秘めており、悪意のある者にとって格好の標的となっています。 情報技術の進歩に伴い、情報盗難の手口も巧妙化しています。特に、インターネットやコンピューターを悪用した、いわゆるサイバー攻撃は、その手口が巧妙化し、被害も増加傾向にあります。最近では、コンピューターウイルスを使用した攻撃や、偽のウェブサイトに誘導して個人情報を入力させるフィッシング詐欺などが横行しています。 一方で、昔からあるアナログな手法も未だに有効な手段として用いられています。その代表例が、今回取り上げるショルダーハッキングです。これは、公共の場などで、他人がパスワードやクレジットカード番号を入力する様子を、肩越しに覗き見して盗み取るという手法です。 情報盗難から身を守るためには、最新技術への対策だけでなく、昔ながらの犯罪への警戒も怠らないことが重要です。そのためにも、情報盗難の手口について正しい知識を身につけ、日頃から防犯意識を高めていくことが大切です。