仮想デスクトップ

記事数:(2)

プロトコル

リモートデスクトップを変える技術 PCoIP

- PCoIPとはPCoIP(ピーシーオーバーアイピー)は、遠隔地のコンピュータを操作するための技術であるリモートデスクトップ環境において、中心的な役割を担うプロトコルです。この技術は、仮想デスクトップの画面イメージを、まるで動画を配信するかのごとく、利用者の端末に送り届けることで成り立っています。 ユーザーの端末には、実際にはデータ処理は行わず、受け取った画面イメージを表示するだけの役割を担わせることで、処理能力の低い端末であっても、遠隔地にある高性能なコンピュータを操作することを可能にしています。 また、キーボードやマウスの操作信号を遠隔地のコンピュータに送り届けることで、あたかもその場にいるかのような感覚で操作することができます。 PCoIPは、単に画面転送を行うだけでなく、データの圧縮や暗号化にも優れた性能を発揮します。そのため、回線状況が良好ではない環境でも、高画質で滑らかな画面表示を実現し、機密性の高い情報を含む業務システムにも安心して利用することができます。 こうした特徴から、PCoIPは、場所にとらわれずに仕事ができるテレワークの普及を大きく後押ししました。
クラウド

業務効率化の鍵!DaaSで進化する働き方

- DaaSとは DaaSは「Desktop as a Service」の略称で、必要なデスクトップ環境をサービスとして利用できる形態を指します。 従来のように個々のパソコンにソフトウェアをインストールする必要はなく、インターネットに接続できる端末さえあれば、いつでもどこでも自分のデスクトップ環境にアクセスできます。 例えば、自宅のパソコンで作成した資料を、外出先からタブレット端末を使って編集したり、会議中にスマートフォンから顧客情報にアクセスしたりすることが可能になります。 DaaSは、従来のオンプレミス型と比較して、初期費用や運用管理の負担を軽減できるというメリットがあります。そのため、近年では、企業における働き方改革や、教育機関におけるICT環境の整備などを背景に、DaaSの導入が急速に進んでいます。 DaaSを利用する際は、セキュリティ対策が重要となります。信頼できるサービス事業者を選び、適切なセキュリティ対策を講じるようにしましょう。