二段階認証でアカウントを守る
- 二段階認証とはインターネット上の様々なサービスで、不正なアクセスから大切な情報を守るためには、ユーザー自身の認証をより確実に行う必要があります。そこで近年注目されているのが「二段階認証」です。従来の認証では、ユーザーIDとパスワードの組み合わせを入力するのが一般的でした。しかし、パスワードが第三者に漏洩してしまうと、簡単にアカウントを乗っ取られてしまう危険性がありました。二段階認証では、IDとパスワードによる認証に加えて、もう一つの要素を用いることで、セキュリティを強化します。たとえパスワードが漏洩してしまった場合でも、この追加の認証要素が求められるため、不正アクセスを防ぐことができるのです。この追加の認証要素には、大きく分けて二つの種類があります。一つは「知識情報」と呼ばれるもので、あらかじめ登録した秘密の質問の答えや、数字4桁の暗証番号などが該当します。もう一つは「所持情報」で、スマートフォンに送信される専用の確認コードや、指紋認証、顔認証などがこれにあたります。二段階認証は、オンラインバンキングやショッピングサイト、ソーシャルメディアなど、様々なサービスで導入が進んでいます。設定方法はサービスによって異なりますが、セキュリティレベルを大幅に向上させる有効な手段として、ぜひ活用を検討してみてください。