SAP拡張の鍵!EXITで業務プロセスを最適化
- EXITとは
EXITとは、SAPの標準機能を拡張するための仕組みの一つで、プログラム中に設定された「出口」のことを指します。
SAPは多くの企業で導入されている基幹システムですが、企業によって業務プロセスや必要な機能は千差万別です。
そこで、標準機能では実現できない、企業独自の要件を満たすためにEXITが用意されています。
EXITは、例えるならば、標準機能という大きな建物の壁に予め設置された「ドア」のようなものです。
このドアを通じて、企業は独自のプログラムを追加し、標準機能をカスタマイズすることができます。
例えば、受注伝票の登録時に、標準機能だけでは対応できない特定のチェック処理を追加したい場合などにEXITが活用できます。
EXITに独自のプログラムを組み込むことで、受注伝票の登録時に、自社のルールに合わせたチェック処理を実行することが可能になります。
このように、EXITは企業の個別の要件に合わせてSAPを柔軟にカスタマイズすることを可能にする重要な仕組みです。