メタデータ

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WEBサービス

セマンティックWeb:次世代の知的なWeb

- セマンティックWebとは 現在のWebページは、私たち人間が見ることを前提に作られています。そのため、写真やイラスト、動画など視覚的に理解しやすい情報が多い一方、コンピューターにとっては、これらの情報はただのデータの羅列でしかありません。そこで登場したのがセマンティックWebという技術です。 セマンティックWebは、Webページに存在する様々な情報に、コンピューターにも理解できる形式で意味づけを与えることで、より高度な情報検索やデータ活用を可能にします。例えば、従来の検索エンジンでは、「りんご」と入力すると、「りんご」という単語がページに含まれているかどうかだけで検索結果を表示していました。しかし、セマンティックWebでは、「りんご」が「果物」であることや、「赤い」という色であることなど、様々な情報と関連づけて理解できるようになります。そのため、より的確で、私たちが欲しい情報にたどり着きやすくなるのです。 セマンティックWebの実現には、情報を記述するための共通のルールが必要です。このルールを定めることで、異なるシステム間でもデータのやり取りがスムーズになり、情報の連携や分析が進むと期待されています。将来的には、私たちの生活をより便利にする様々なサービスが生まれるでしょう。
IT

ジオタグとは?メリット・デメリット、活用方法、注意点を紹介

- ジオタグの概要写真や動画、SNSへの投稿などに、位置情報を加える技術をジオタグと言います。この技術によって、デジタルデータに位置情報という付加価値を加えることができます。スマートフォンやデジタルカメラなどに搭載されているGPS機能を使うことで、撮影時の緯度や経度といった位置情報をメタデータとして記録することができます。 メタデータとは、データそのものを説明するためのデータのことで、撮影日時やファイルの種類なども含まれます。ジオタグ情報を使うと、撮影場所を地図上に表示したり、位置情報に基づいたデータ整理を行うことが可能になります。 例えば、旅行中に訪れた場所の写真を地図上に表示して、旅行の軌跡を振り返ったり、位置情報に基づいて写真を分類したりすることができます。ジオタグは、位置情報と結びついた様々なサービスの基盤となる技術であり、近年注目を集めています。 例えば、飲食店の情報を位置情報と関連付けて検索できるサービスや、災害時の情報共有などに活用されています。一方で、ジオタグにはプライバシーに関する問題点も存在します。 写真に自宅の場所などのプライベートな情報が含まれている場合、ジオタグによって意図せず情報が公開されてしまう可能性があります。そのため、ジオタグを利用する際には、プライバシー設定を確認するなど注意が必要です。
IT

進化するテレビ体験!サーバー型放送とは?

- サーバー型放送の概要従来の放送は、決められた時間に電波で送られてくる番組をリアルタイムで見るのが一般的でした。一方、サーバー型放送は、番組の内容を詳しく記述したデータと、家庭にある受信機の大きな記録容量を活用し、これまでとは違った方法で番組を届ける新しい放送の形態です。サーバー型放送では、放送局が番組の情報をサーバーに蓄積し、視聴者はインターネットを通じて好きな時に番組を選び出して視聴します。まるでビデオをレンタルするような感覚で、見たい番組をいつでも見ることができます。さらに、番組の内容を細かく分類したデータも提供されるため、見たい場面だけを再生したり、関連する情報を探したりすることも容易になります。このように、サーバー型放送は従来の放送のように決まった時間に視聴するだけでなく、視聴者一人ひとりのペースで番組を楽しむことができる、より主体的に番組を選んで視聴できる形態といえます。今後、ますます多様化する視聴者のニーズに応える形で、サーバー型放送はさらに発展していくことが期待されます。
開発

データ活用を支える「注釈」の技術

- 注釈とは 「注釈」とは、すでにある情報に対して、それを補う情報や解釈などを付け加えることを指します。 例えば、本の内容をより深く理解するために、読者がページの余白に書き込むメモや解説が注釈にあたります。 難しい単語の意味を書き込んだり、内容に関する自分の考えをまとめたりすることで、本の理解を深めることができます。 また、注釈は本に限らず、様々な場面で使われます。 例えば、会議の議事録に、発言の真意や背景を補足する情報を書き加えることも注釈の一つです。 このように注釈を加えることで、情報がより分かりやすくなるだけでなく、その後の分析や活用をスムーズに進めることが可能になります。 そのため、注釈は情報整理や知識共有において非常に重要な役割を担っていると言えるでしょう。